ゲーミングPCに必ず搭載されている「グラボ(グラフィックボード)」ですが、ゲームをしないならそもそもグラボっていらない?と思っている方も多いでしょう。
この記事では、ゲーム以外でグラボを積むメリットについて詳しく解説します。
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当サイトでは、国内生産&コスパに優れるゲーミングPCを提供するマウスコンピューターはひどいのかどうか?という評判記事もまとめているので、気になったらチェックしてみてください。
グラフィックボード(グラボ)とはどんなパーツ?
グラフィックボードとは、PCから映し出される映像など目に映るもの全ての処理を担当するパーツで、これがないと動画やゲームなどの作業を行うことができません。
グラボなしPCの場合はCPUにグラフィックを処理するGPUというパーツが組み込まれていて、グラボありPCはGeforceなどのグラフィック処理専門のパーツ(厳密に言えばGPU)が組み込まれています。
CPUに内蔵されているGPUよりも、グラボの方が構造上スペックが優れているという特徴があります。
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ゲーム以外でグラボのメリット・必要性はある?
グラボというとゲーム用のパーツというイメージが強いですが、ゲーム以外にもグラボの恩恵は多くあります。
その中でも主なメリットを3つほどピックアップしそれぞれ解説していきます。
①動画や3DCG編集が早くなる
PCで動画や3DCG制作をする場合、レンダリング(データを処理して画像や映像などを表示させること)という作業が行われますが、レンダリングのスピードはCPUの性能に加えてGPUの性能も重要です。
グラボ搭載PCであれば、グラフィック処理に特化したパーツが作業を行うため、レンダリングのスピードが格段に上がります。
そのため、クリエイティブな作業を頻繁に行っている人は、特にグラボ搭載PCを選ぶことが重要です。
②AI画像生成が早くなる
ヒョロワ~様がゲーム用にグラボ買ったついでに画像AIを使えるようになったからとぼくのアイコンで遊んでくれたんだけど、正直ここまですごいと思ってなかったやつ。だって元がコレ(アイコン参照)やで!?!!? 別物になりつつもでもちゃんと元の線の形が拾われてるのが純粋におもしろい。 pic.twitter.com/VhkF1vbLdx
— n_lizard (@n_lizard) November 4, 2024
グラボは大量のデータを並行して処理する能力に秀でているので、AI生成に特に向いているパーツでもあります。
高解像度できめ細やかなイラストの生成は内蔵GPUで到底できない作業なので、AI生成にはグラボが必須です。
さらに、自分のお気に入りのキャラのイラストの差分を生成するときにもグラボは重宝するでしょう。
テキストや画像生成をAIに行ってもらう作業を頻繁にする方は、グラボ搭載PCが特におすすめです。
③マルチディスプレイの運用がしやすくなる
内蔵GPUでもマルチディスプレイは可能ですが、2つのモニターに映像を出力するだけでもスペックを食うので実用性が下がってしまいます。
グラボ搭載PCであれば2枚以上のマルチディスプレイにした場合、動画を見つつ他の作業をしていてもカクつきにくくなります。
さらに過負荷によるファンの騒音も起こりにくくなるため、快適なマルチディスプレイ環境を実現可能です。
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グラボ搭載PCがおすすめできる人・できない人は?
- ゲームをする
- 動画や3DCG制作などクリエイティブな作業をする人
- マルチディスプレイで作業をしたい人
- ネットサーフィンと動画視聴くらいしか使わない
- オフィスソフトでの簡単な資料作りしかしない
- ゲームをしない
グラボ搭載PCがおすすめできるかどうかは、ゲームやクリエイティブな作業をするかどうかで大きく分かれます。
基本的に「PCは必要なときに検索したり、動画を見たりするくらいでしか使わないよ」という人なら、グラボ搭載PCは全く必要ありません。
一方でゲームだけでなく、イラスト・動画・CGモデル制作などのクリエイティブな作業をする人も、使用するアプリの要求スペックを満たすためにグラボ搭載PCは必須になってきます。
さらに、軽い作業にしか使わないという人でも、マルチディスプレイにしたいならスペックが低くてもグラボ搭載PCを使用したほうが安心です。
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ゲームをしたくなった場合にあとからグラボを増設できる?
「ゲームしないからグラボは必要ないと思っていたけど、あとからやっぱりグラボが欲しくなった!」という場合もあるでしょう。
結論から言うと、デスクトップPCなら基本的に可能ですが、ノートPCだと外付けGPUという手法を取らないと不可能なので、PCパーツの取り扱いにある程度知識がある人でない限りはおすすめできません。
外付けGPUに関しては「外付けGPUはやめとけという評判はある?」でも解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
- 既存のPCにそもそも増設できるかを確認する
- PCや利用目的にあうグラボを選ぶ
- 取り付け作業を行う(ショップに頼むのもおすすめ)
まず今お持ちのPCが、ノートタイプなのかデスクトップタイプなのかどうかを確認しましょう。
もしノートタイプだった場合は、買い替えることをおすすめします。
外付けGPUという手法もありますが、上級者向けの手法かつコスパも悪いのでおすすめしません。
また、デスクトップタイプの場合でも上記のようなスリムタワーケースを使用したPCの場合は、PCケース内にスペースがないのでグラボを増設できないため注意してください。
上記のようなミニタワー以上の大きさのPCケースを使用しているならグラボを増設できます。
ただ、このようなPCケースを使用しているPCはほとんどグラボを搭載している場合が多いので、そもそもグラボ搭載PCを目的として購入していると思います。
そのため、グラボなしで購入したデスクトップPC=スリムタワーPCとなるため、グラボがないPCにグラボを後付けすることは、大きいPCケースでない限りは不可能と思いましょう。
また、グラボの取付作業はPCケースを開けて作業することになるので故障のリスクが伴うため、ドスパラなどが提供している「パソコンアップグレードサービス」を利用することをおすすめします。
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ゲームしない場合にもおすすめのグラボ搭載PCを紹介!
ここではゲームをしなくても、動画編集やイラスト制作などにも優れたグラボ搭載PCを紹介します。
もちろんゲームも快適にプレイできるモデルでもあるので、グラボ搭載PCのメジャーなモデルが知りたい方も参考にしてください。
- 品質が高く信頼できる製品かどうか
- 同価格帯のなかで特にコスパが優れているかどうか
- 今後長い間快適に使用できるかどうか
当サイトではコスパの良いゲーミングPCモデルが豊富な「マウスコンピューター」からモデルを紹介しているので、気になった方はサイトをチェックしてみてください!
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クリエイター向け「DAIV R4-I7G50WT-B」
イラスト制作を自分でもAIにも任せられるノートPCなら、mouseがクリエイター向けに提供しているブランド「DAIVシリーズ」のノートPCがおすすめ。
豊富なメモリ32GBは高解像度のイラストを編集しているときもカクつかない堅牢さがあり、高性能CPUにグラボの性能を合わせることによってスムーズな動画編集とAI生成をサポートします。
資料のデータ量が多くなりがちな人も安心な1TBのSSDも標準装備なので、買ってすぐにいろんな作業が行える優秀なクリエイター向けノートPCです。
AI生成に特化「DAIV FX-I7G7S」
AI生成に特化したPCなら、IntelのAI生成専用CPUを搭載したDAIVのデスクトップシリーズがおすすめ。
Core UltraシリーズのCPUは、AI用のCPUと言えるAPUを組み込んだモデルなので、本モデルに搭載されているRTX 4070Superと合わせることにより高速なAI生成を行えます。
だいたい800×800のイラスト生成を5~10秒で出力できるほど高速なので、AIで行う作業を円滑にするために非常におすすめです。
イラスト制作セット「DAIV R4-I7G50WT-B」
ペンタブでデジタルイラストの制作デビューをしたい人には、液タブとノートPCがセットになったモデルがおすすめ。
XPPen13インチ液タブは、サイドにホイールやボタンを完備しているのでスムーズな操作が可能で、PCと接続して映像と電力を供給するので電源コードいらずのスマートな環境でイラスト制作を行えます。
PC本体はRTX 4050モデルのグラボを搭載し、液晶モニターは正確に色合いを表現するための専用モデルが標準装備されています。
そのため、完成したイラストのチェックもスムーズに行えるモデルで、まさにイラスト制作向けに最適なモデルです。
グラフィックボードに関するよくある質問
ここからはグラフィックボードに関するよくある質問と回答について、紹介していきます。
- グラフィックボードの効果はゲーム以外で発揮されるの?
-
ゲーム以外にもグラフィック処理を必要とする画像・動画編集にもグラボは非常に大切な役割を担当します。
グラボがあるだけでグラボなしPCよりも倍以上も作業スピードが上がるので、グラボありPCは購入しておいて損はしません。
- ゲームをしなくてもグラボは必要?
-
ネットサーフィンくらいしかしない方ならグラボは必要ないですが、マルチディスプレイで快適な環境を整えたい場合はグラボがあると理想的です。
理由はマルチディスプレイにするとその分映像処理に負荷がかかるので、グラボなしPCだと動画を見ながら他の作業を別のディスプレイで行った場合カクつく可能性があるからです。
- グラボなしPCを後からグラボ追加できる?
-
グラボなしPCは基本的にグラボ搭載を想定していない形状で販売している場合がほとんどなので、基本的にはできません。
デスクトップタイプで大きいPCケースを使用しているなら増設は可能ですが、ノートPCやスリムタワーと呼ばれる形状のデスクトップPCは構造上グラボ増設はできません。
- グラボなしPCでもゲームはできる?
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マイクラくらいの軽いゲームなら可能な場合がありますが、グラボなしPCは基本的に3Dグラフィックを使用したゲームはたとえ起動したとしても快適には行えません。
そのため、快適にゲームをするならグラボは必須と思っておきましょう。
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グラボはゲームしない場合も必要?まとめ
ゲームをしない場合でも、マルチディスプレイや動画・画像・イラスト制作など多くの場面でグラボは活躍します。
そのため、ゲーム用の高スペックモデルではなくても、グラボ搭載PCは持っていて損はしません。
ネットサーフィンのためだけにPCを購入する人なら不要ですが、後からグラボが欲しくなった場合は基本的にPC自体を買い替える必要が出てくるので、低スペックでもグラボを搭載したPCを選んでおくと安心でしょう。
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