快適なゲームの動作に不可欠なグラフィックボードの巨頭といえばNVIDIA GeForceですが、現在ではAMD Radeonについても選択肢に入ってきています。
シェア率の高いGeForceとRadeonを比較したメリット・デメリットは何だろう?と、疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。
今回は、Radeonの購入を検討されている方へ、ユーザーの口コミをもとに詳細を解説していきます。
Radeon利用者の悪い評判・良い評判を紹介
実際にXのポストで〇件評判をリサーチした結果をもとに、Radeonの良いところと悪いところの検証をしていきます。
結論から言うと、RadeonはPC上級者向けのグラフィックボードである事が伺えます。
Radeonの悪い評判・デメリット
- ドライバー関連の不具合が多く、更新頻度が高い
- 最適化されているゲームが少なく、情報収集が大変
Radeonのデメリットに共通して言える事は、シェア率が低く情報収集が大変なことです。
Radeonが市場に登場したのは2022年と最近のため、各種不具合を順次解消しながらの展開となっています。
さらに、日本語での解説やサポートが少し弱めで、不具合への対処が難しい点もデメリットでしょう。
ドライバー関連の不具合が多く、更新頻度が高い
Radeonは細かい不具合が多く、解消のためにドライバーが頻繁に更新されています。
しかし、ドライバー更新自体が新たな不具合の原因となってしまう場合があり、他のPCパーツや周辺機器との相性もあり原因特定が難しいです。
最適化されているゲームが少なく、情報収集が大変
ゲーム側が特定のグラフィックボードのハードウェアやソフトウェア機能を、最大限活用できるように設計・調整されていることを「最適化」といいます。
Radeon向けに最適化されているゲームは比較的少なく、シェア率の高いGeForceに向けて最適化されていることが多いです。
Radeon向けの最適化も順次行われるとは思いますが、順番としてはGeForceの方が早くなってしまう事がほとんどでしょう。
シェア率が低いので、最適化に関する情報がそもそも少なく、情報収集が大変です。
ただしスペックを選べば、Radeonでも十分PCゲームを快適に遊ぶことが可能です!
Radeonの良い評判・メリット
- 性能に対しての価格が安い
- 色彩が鮮やかで動画編集向け
Radeonを選ぶ最大のメリットは、価格の安さでしょう。
GeForceの同性能のグラフィックボードと比べると、Radeonは数万円安く予算面で大きなメリットがあります。
また、Radeonは色彩が鮮やかなので、動画編集などの繊細な色づかいが求められるクリエイティブ系の作業に向いていると言えます。
性能に対しての価格が安い
Radeonは性能と価格のバランスに優れており、特にミドル帯の性能ではGeForceと比べると価格差が大きいです。
同等性能品であれば通常10%〜20%以上安価になる場合があります。
色彩が鮮やかで動画編集向け
Radeonは色彩が鮮やかなので、動画編集やデザイン作業などのクリエイティブ作業に適しています。
ゲーム上での色彩も同じく鮮やかなので、色鮮やかな画面でゲームを楽しみたい場合も選択肢に上がってくるでしょう。
実際にBTOパソコンショップが展開しているクリエイター向けモデルなどでは、Radeon搭載PCが豊富です!
RadeonとGeForceの比較結果からおすすめできる人を紹介!
AMD Radeon | NVIDIA GeForce | |
---|---|---|
コスパ | 価格が安い | 性能に対しての基準となる価格 | 業界内では
価格帯 | かなりの低価格 | ミドルレンジモデルは非常に高価 | ハイエンドモデルは
超解像技術 | 他社GPUでも使える | FSRRTXのグラボが必要 | DLSSを使用
レイ トレーシング | 遅れを取る | GaForceに比べると使用されている | 最先端の技術が
映像編集 | 細かな表現が可能 | 色彩が鮮やかで不可も無い | 可もなく
アプリ開発の しやすさ | 開発環境の基準 | GeForceが開発環境と相性が良い | Microsoftの
3D モデリング | 基本的には問題なし 最適化が後回しに されがち | 最適化されている | ほとんどのゲームが
ゲームの 開発環境 | 開発環境の基準 | GeForceが相性が良い | Microsoftの開発環境と
アップデート 内容 | 不具合対応が多い 自力解決が難しい | それなりに多い 不具合対応の情報が 見つけやすい | アップデート頻度は
- 価格を重視して、PC知識に自信があるならRadeonがおすすめ!
- PC初心者で安定志向ならGeForceがおすすめ!
Radeonを選ぶ最大のメリットは価格の安さです。
反面、シェア率が低く不具合発生時の対処が難しいので、PC知識に自信があり自力解決できる方におすすめできます。
安定感とサポート体制を重視するなら高いシェア率を誇るGeForceを選択するとよいでしょう。
コスパを重視するならRadeon
RadeonはGeForceのグラボと比較し、やや安価な設定となっています。
たとえば性能が近いRTX 3060とRX 6600のグラボを比較すると、上記の通りRX 6600の方が2万円ほど安い傾向です。
値段だけを考えるなら、Radeon製のグラボに軍配があがるでしょう。
映像編集で色彩の鮮やかさにこだわるならRadeon
Radeonは画面の色合いが明るく、色彩表現が豊かというメリットがあります。
そのため、映像編集者やデザイナーなどのクリエイターからの評価が高いグラボです。
幅広い価格帯から選びたいならGeForce
GeForceはミドルモデル~ハイエンドモデルまで発売されているモデル数が多めです。
そのため、やりたいゲームや予算に応じた性能と価格を調整しやすいのはGeForceの強みと言えます。
レイトレーシング・AI技術などゲーム性能がより優れるのはGeForce
GeForceのハイエンドモデルはレイトレーシングやAI技術などで最先端のスペックを誇っています。
レイトレーシングとは、光の挙動をシミュレートする技術のことです。
光が物体に当たり、反射・屈折・影の生成といった現象をリアルに再現するために、光線を追跡(トレース)する仕組みを使っています。
最近のゲームでは、レイトレーシングの技術も向上してきており、高性能のグラフィックボードが要求されるケースが増えています。
GeForceのハイエンドモデルであれば、対応可能でしょう。
Radeonは相性問題が発生しやすいって本当?
Radeonには相性が悪く動作が不安定になるCPUがある、という評判を見かけることがあります。
しかし、実際のところは他のグラフィックボードと比べても相性問題は特に発生していません。
特に、パーツからケースまで一式で完成済みのPCを販売しているBTOパソコンであれば、しっかりと動作確認されているので、動作面での不安は無くなります。
PC知識に自信はないものの、コスパは重視したいという方には、BTOパソコンの購入がおすすめです。
BTOショップで特に納期の早い「ドスパラ」、コスパの良いゲーミングPCモデルが豊富な「マウスコンピューター」ではRadeon搭載モデルを豊富に展開していますので、ぜひチェックしてみてください。
Radeon搭載ゲーミングPCのおすすめモデル
Radeon搭載のBTOパソコンの中で、特におすすめのメーカーは「マウスコンピューター」です。
ここからは、Radeon搭載PCを豊富に展開するマウスコンピューターより、おすすめモデルを3つ厳選して紹介します。
マウスコンピューターはひどいのかどうか?という評判記事もまとめているので、気になったらチェックしてみてください。
- 品質が高く信頼できる製品かどうか
- 同価格帯のなかで特にコスパが優れているかどうか
- 今後長い間快適に使用できるかどうか
PCゲームをコスパ良く遊びたいなら「G-Tune PG-I5A60」
PCゲームをコスパ良くで快適に遊びたいなら「G-Tune PG-I5A60」がおすすめです。
搭載されているRadeon RX 7600はRadeonの中でも定番モデルとして知られており、流行りのFPSゲームやアクションゲームは問題なくプレイ可能です。
しかし、今後発売が予定されている最新ゲームなどはさらに高い性能を要求されるため、プレイは可能ですがグラフィック設定を落とす必要があるでしょう。
>>「G-Tune PG-I5A60」を公式サイトでチェックする
最新ゲームを高設定で遊ぶなら「G-Tune DG-A7A8X」
今後発売される最新ゲームを高設定で遊びたいなら「G-Tune DG-A7A8X」がおすすめです。
Radeon RX 7800 XTはRadeonの中でもハイエンドモデルに位置しており、最新ゲームの高設定でもサクサクとプレイが可能な性能をしています。
一方で、ハイエンドモデルのため価格は高いので、遊ぶゲームの種類によっては性能を持て余してしまう場合もあるので注意です。
>>「G-Tune DG-A7A8X」を公式サイトでチェックする
沢山のタイトルをプレイしたいなら「G-Tune FG-A7A7X」
多くのゲームタイトルをプレイしたいという方には、ストレージ容量にすぐれる「G-Tune FG-A7A7X」がおすすめです。
ストレージ容量が2TBとかなりの大容量なので、色々なゲームをインストールしても容量不足に悩まされないのが嬉しいところ。
搭載されているRadeon RX 7700 XTもRadeonのミドル級以上のモデルなので、全体的にコストパフォーマンスに優れています。
今後発売の最新ゲームによっては、RX7700XTでもグラフィック設定を若干落とす必要が出てくるかもしれない部分は注意が必要です。
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GeForce搭載ゲーミングPCのおすすめモデル
RadeonよりGeForce搭載モデルを選びたい方に向けて、マウスコンピューターよりGeForce搭載ゲーミングPCのおすすめモデルも3つ紹介いたします。
ゲーミングPCがはじめてなら「G-Tune DG-I5G60(6点セット)」
ゲーミングPCの購入がはじめてで、何から買えばいいかわからないという方には「G-Tune DG-I5G60(6点セット)」がおすすめです。
ミドルクラスの性能を誇るGeForce RTX4060を搭載しているので、流行りのゲームは問題なくサクサク遊べます。
モニターやマウスなどの周辺機器もセットになっているので、購入してすぐに快適に遊び始められます。
今後発売される最新ゲームを高設定で遊ぶにはRTX4060は若干力不足なので、別途グラフィックボードを買い直す必要が出て来る場合もあるので注意です。
>>「G-Tune DG-I5G60(6点セット)」を公式サイトでチェックする
コストパフォーマンス重視なら「NEXTGEAR JG-A7G6T」
GeForce搭載PCでコストパフォーマンスを重視するなら「NEXTGEAR JG-A7G6T」がおすすめです。
性能に対して価格が非常に安いので、安定のGeForceでゲーミングPCデビューしたいなら検討の余地があります。
搭載されているRTX4060Tiは、Tiが付いているモデルなので同系統よりも高性能になっています。
モニターやマウスなどの周辺機器は別途揃える必要があるので、周辺機器のこだわり具合によっては最終的な価格が膨らんでしまう可能性があるので注意です。
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クリエイティブに活動するなら「NEXTGEAR J6-A7G60GN-A」
動画編集・ゲーム配信などクリエイティブな活動をしていくなら「NEXTGEAR J6-A7G60GN-A」がおすすめです。
ノートPCなので持ち運びが可能で、デスクトップPCと併用してサブPCとしての使用でクリエイティブ活動を強力にサポートしてくれます。
搭載されているRTX4060も流行りのゲームを高設定でプレイするには十分な性能を持っています。
モニターの入れ替えが行えないため、より高いフレームレートを出したいとなった際はPCごと買い替える必要が出て来ることには注意が必要です。
>>「NEXTGEAR J6-A7G60GN-A」を公式サイトでチェックする
Radeonに関するよくある質問
ここからはRadeonに関するよくある質問と回答について、紹介していきます。
- Radeonを選ぶ理由は何ですか?
-
高いコストパフォーマンスと、クリエイティブ作業に強い色彩を持っている点です。
- Radeonは不人気ですか?
-
GeForceに比べると、歴史が浅いので認知度が低くなっていますが、性能面で大きな差はありません。
- Radeonはモンスターハンターワイルズに向いていますか?
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モンハンワイルズの推奨スペックで「Radeon RX 6700XT」がサポートされているので問題なくプレイできるでしょう。
Radeonの評判まとめ
Radeonはコストパフォーマンスを重視する場合に強力な選択肢と言えます。
GeForceに比べると最適化されているゲームが少ないものの、色彩が鮮やか&コスパに優れ、特にクリエイターPCにうってつけです。
ゲーミングからクリエイティブ用途まで幅広いニーズに応えつつ、手頃な価格で高い性能を実現するRadeonをぜひ検討してみてはいかがでしょうか。