アイビスペイントを快適に使うには、描画の安定性とレイヤー処理を支える十分なPC性能が必要です。
スマホやタブレットでも利用できますが、ブラシ遅延やキャンバス拡大時の処理落ちが起きやすく、本格的なイラスト制作にはPC環境の方が有利です。
この記事では、アイビスペイントの推奨スペックや、初心者から中級者まで快適に描けるアイビスペイント用おすすめPCも紹介します。
| モデル | ![]() NEXTGEAR JG-A5G5A | ![]() mouse B4-I5U01SR-A | ![]() DAIV R4-I7G50WT-B | ![]() DAIV S4-I7G60SR-D |
|---|---|---|---|---|
| CPU | Ryzen 5 4500 | Core i5-1335U | Core i7-13620H | Core Ultra 7 155H |
| GPU | RTX 3050 | Iris Xe グラフィックス | RTX 4050 Laptop | RTX 4060 Laptop |
| メモリ | 16GB | 16GB | 16GB | 16GB |
| ストレージ | 1TB | 256GB | 500GB | 500GB |
| ディスプレイ | なし | 14型・WUXGA | 14型・フルHD | 14型・WQXGA+・120Hz |
| 価格 | 114,800円 | 114,800円 | 199,800円 | 239,800円 |
| おすすめ用途 | アイビスペイント初心者の 練習用デスクトップ | 外出先でも快適に描ける 軽量ノートPC | 本格的なイラスト制作をしたい 中級者向けモデル | AI支援機能も活かせる 上級者向けハイエンドPC |
ゲーミングPCでイラストを描くことはできる?という記事もありますので、気になる方はこちらも要チェックです。
アイビスペイントのPC版推奨スペック

アイビスペイントを滑らかに動かすには、レイヤー数やキャンバスサイズに対応できるだけのPCスペックが欠かせません。
最低限の環境でも動作はしますが、処理性能が不足するとブラシの遅延や強制終了など作業効率が大きく低下します。
ここでは、快適にイラスト制作を行うためのアイビスペイント推奨スペックの目安と選び方のポイントを紹介します。
公式の必要スペック
| OS | Windows 10 バージョン2004以降 Windows 11 バージョン21H2以降 |
|---|---|
| CPU | x64アーキテクチャのIntelまたはAMD製CPU |
| GPU | DirectX Version 11対応のGPU |
| メモリ | 最小2GB以上、推奨4GB以上 |
| ストレージ | 最小2GB以上の空き容量 |
| ディスプレイ | 解像度 XGA (1024 x 768) 以上必須 |
アイビスペイントの公式推奨スペックは、一般的な事務用ノートPCでも動作可能な軽めの構成です。
レイヤー数が少ないイラストや簡単な線画・塗り作業であれば、このスペックでも問題なく制作できます。
ただし、メモリ4GB程度では高解像度キャンバスや多数のレイヤーを扱うと動作が重くなることが多く、ブラシ遅延や保存時のフリーズが起きやすいです。
GPU要件も低いため、ブラシのストロークや拡大縮小操作でカクつきが発生する可能性があります。
そのため、快適に制作を進めたい場合は、より高性能なCPUと8GB以上のメモリを備えたPC構成を選ぶのが理想的です。
当サイトが考える推奨スペック
| OS | Windows 11 |
|---|---|
| CPU | Core i7-13620H以上 |
| GPU | GeForce RTX 4050以上 |
| メモリ | 16GBメモリ以上 |
| ストレージ | 500GB(NVMe)以上 |
| ディスプレイ | 14インチ・フルHD以上 |
上記構成であれば、アイビスペイントをあらゆる用途で快適に使えるハイパフォーマンス環境が整います。
Core i7-13620HとRTX 4050の組み合わせにより、高解像度キャンバスや100枚以上のレイヤーを使用した作品制作でも滑らかに動作します。
メモリ16GBを搭載しているため、複数の素材データや参考画像を開いても処理落ちがほとんどありません。
NVMe SSDにより、ファイルの読み込み・保存も高速で、作業テンポを途切れさせずに制作を続けられます。
筆圧や色の微妙な差も見やすく、プロ志向のイラスト制作にも十分対応できるスペックです。
アイビスペイント用パソコンのおすすめは?
アイビスペイントを快適に使うには、描画処理に強いCPUと十分なメモリを備えたPCを選ぶのが重要です。
この項目では、初心者から中級者まで快適に描けるおすすめPCモデルを紹介します。
【初心者向けデスクトップ】11万円代の高コスパモデル
NEXTGEAR JG-A5G5A
CPU:Ryzen 5 4500
GPU:RTX 3050
メモリ:16GB
ストレージ:1TB SSD
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 価格が安い 描画やレイヤー処理を快適にこなせるバランス構成 作品データや素材を大量に保存できる | 他アプリを同時起動する場合は若干の遅延あり 持ち運んでの作業ができない |
NEXTGEAR JG-A5G5Aは、11万円台で購入できるコスパ重視のデスクトップPCです。
価格を抑えながらも、描画やレイヤー処理を快適にこなせる性能を備えており、アイビスペイントをPCで始めたい初心者に向いています。
1TB SSD搭載で、作品データや素材を余裕をもって保存できるのが魅力です。
一方で、他アプリを同時に起動するとやや遅延が発生することや、持ち運びができない点は注意しましょう。
固定環境でじっくり描きたい方や、コスパを重視するユーザーにおすすめのモデルです。
【軽量&性能のバランスモデル】どこでも快適に描けるモバイルPC
mouse B4-I5U01SR-A
CPU:Core i5-1335U
GPU:Iris Xe グラフィックス
メモリ:16GB
ストレージ:256GB SSD
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 外出先でもイラスト制作が可能 省電力設計 中規模レイヤー構成も快適 | 大量の素材や作品保存には外付けSSDが必要 高解像度キャンバスや複雑な描画処理ではやや限界あり |
mouse B4-I5U01SR-Aは、外出先でも快適にアイビスペイントを使いたい人にぴったりの軽量ノートPCです。
Core i5と16GBメモリを搭載しており、中規模レイヤー構成の作品でも安定した描画が可能です。
省電力設計で発熱も少なく、長時間の作業でも動作が安定しています。
一方で、ストレージ容量が256GBと少なめなため、素材や作品データを多く扱う場合は外付けSSDの併用が必要です。
持ち運びやすさと快適な描画性能を両立したいイラスト初心者や学生におすすめのモデルです。
【描画も処理もスムーズ】本格イラスト制作に踏み出したい人向け高性能ノートPC
DAIV R4-I7G50WT-B
CPU:Core i7-13620H
GPU:RTX 4050 Laptop GPU
メモリ:16GB
ストレージ:500GB SSD
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 複数レイヤーや高解像度キャンバスでも安定した動作を維持 筆圧感知やブラシ描画を滑らかに処理 動画編集や3D描画ソフトの併用も可能 | 価格が20万円前後とやや高め 高負荷作業時は発熱しやすい |
DAIV R4-I7G50WT-Bは、アイビスペイントで本格的な制作を行いたい人に最適な高性能ノートPCです。
Core i7とRTX 4050を搭載し、複数レイヤーや高解像度キャンバスでも滑らかに動作します。
筆圧感知やブラシの追従も正確で、描画中のストレスを感じにくいのが特徴です。
さらに、動画編集や3D描画ソフトの併用にも対応できる汎用性を備えています。
価格がやや高めで発熱しやすいため、冷却環境を整えつつ長時間制作する中級〜上級ユーザーにおすすめです。
【AI支援で快適描画】制作スピードと安定性を両立した高性能ノートPC
DAIV S4-I7G60SR-D
CPU:Core Ultra 7 155H
GPU:RTX 4060 Laptop
メモリ:16GB
ストレージ:500GB SSD
| メリット | デメリット |
|---|---|
| AI支援によるブラシ処理や描画補正がスムーズ レイヤー数が多い作品や高解像度キャンバスも快適に動作 映像編集や配信など、描画以外のクリエイティブ作業にも対応可能 | 初心者にはややオーバースペック 大量の素材を扱う場合にやや容量不足 |
DAIV S4-I7G60SR-Dは、描画処理の速さと安定性を重視したクリエイター向けノートPCです。
AI支援に対応したCore Ultra 7を搭載し、ブラシ操作や補正処理を滑らかに行えるのが強みです。
RTX 4060により、レイヤー数の多い作品や高解像度キャンバスでも快適に動作します。
さらに、映像編集や配信などのクリエイティブ作業にも対応できる汎用性を備えています。
ただし、初心者にはオーバースペック気味で、素材を多く扱う場合は容量拡張を検討したいモデルです。
本格的にイラスト制作やマルチクリエイティブ作業をこなしたい方におすすめです。
アイビスペイントでPCがスマホ・タブレットよりおすすめできる理由は?

- 大画面で作業スペースが広い
- 処理性能が高く、動作が安定している
- 他ソフトとの連携がしやすい
- ファイル管理や保存が簡単
アイビスペイントを快適に使いたいなら、スマホやタブレットよりもPC環境を選ぶのがおすすめです。
PCは大画面で作業スペースが広く、ツールやキャンバスを同時に表示できるため、線の修正や色塗りがやりやすくなります。
さらに、CPU・メモリ性能が高いため、複雑なレイヤー構成や高解像度のイラストでも動作が快適です。
ファイル管理もフォルダ分けや外部ストレージ保存が簡単で、作品データを効率よく整理できます。
また、PhotoshopやCLIP STUDIO PAINTなど他ソフトとの連携もスムーズなので、制作の幅を広げたい人にもPCが最適です。
アイビスペイント用パソコンを選ぶ際のポイントは?
アイビスペイントを快適に使うには、作業スタイルに合ったPCタイプと十分なスペック選びが重要です。
外出先で作業するならノートパソコン、安定した環境で制作に集中したいならデスクトップが向いています。
ノートパソコン・デスクトップと比較して用途に合う方を選ぼう
- 自宅や出先でも作業できる柔軟さ
- バッテリー駆動で停電時も一時的に作業を継続可能
- 長時間の高負荷作業では処理性能が低下する
- カスタマイズやパーツ交換が難しく、拡張性が限られる
- 長時間稼働や将来的なアップグレードに強い
- 同じ価格帯ならノートよりも性能が高く、コスパに優れる
- 持ち運びができない
- 電源や周辺機器の配線など、初期設置に手間がかかる
アイビスペイント用のパソコンを選ぶ際は、ノートPCとデスクトップそれぞれの特性を理解して、自分の制作スタイルに合う方を選ぶのが大切です。
ノートパソコンは、自宅でも外出先でも作業できる柔軟さが魅力で、停電時もバッテリーで一時的に作業を続けられます。
ただし、長時間の高負荷作業では処理性能が落ちやすく、パーツ交換などの拡張性が限られる点には注意が必要です。
一方のデスクトップは、長時間稼働や将来的なアップグレードに強く、同価格帯ならより高性能というメリットがあります。
その代わり、持ち運びができず設置に手間がかかるため、自宅で腰を据えて制作するならデスクトップ、外でも描きたいならノートPCを選ぶのがおすすめです。
CPUはCore i7/Ryzen 7以上を選ぶと安心
アイビスペイントを快適に使うなら、CPU性能が制作スピードと快適さを大きく左右します。
Core i7やRyzen 7クラスのCPUを選べば、ブラシストロークや拡大縮小操作がスムーズで、レイヤー数の多い作品でも安定した動作が可能です。
一方、Core i5やRyzen 5以下では、複雑な塗り作業や高解像度キャンバスで描画遅延や処理待ちが発生しやすいことがあります。
また、高性能CPUは他のアプリを同時に開いても処理が重くなりにくいのも利点です。
本格的なイラスト制作をストレスなく進めたいなら、Core i7/Ryzen 7以上を基準に選ぶのが安心です。
画面はフルHD・14インチ以上を選ぶ

アイビスペイントでの作業効率を高めるには、画面サイズと解像度のバランスが重要です。
14インチ以上のディスプレイなら、ツールパネルを開いた状態でもキャンバスを広く表示でき、線画や細部の色塗りを快適に行えます。
フルHD(1920×1080)以上の解像度を選ぶと、色の微妙な差や線の滑らかさを正確に確認できます。
イラスト制作を長時間快適に行いたいなら、フルHD対応の14インチ以上ディスプレイ搭載モデルを選ぶのが最適です。
アイビスペイント用パソコンの購入におすすめのBTOパソコンショップ
BTOパソコンショップとは、受注生産方式で自由にカスタマイズしたパソコンを販売しているショップです。
ここでは、主要なBTOショップである「ドスパラ」「マウスコンピュータ」「パソコン工房」それぞれの特徴について、解説していきます。
ドスパラ

ドスパラは、株式会社サードウェーブが展開するBTOパソコンブランドで、イラスト制作やデザイン用途にも強いラインナップが揃っています。
クリエイター向けシリーズでは、アイビスペイントなどの描画ソフトに最適化された構成を選べ、作業内容に合わせたカスタマイズも可能です。
さらに、最短即日出荷に対応しているため、購入後すぐに制作環境を整えられるのも大きな魅力です。
パフォーマンスと納期の両方を重視する方には、ドスパラのクリエイター向けPCがおすすめです。
マウスコンピューター

マウスコンピューターは、国内生産と高品質サポートで知られるBTOパソコンブランドです。
イラスト制作用途に特化した「DAIV」シリーズでは、アイビスペイントやCLIP STUDIO PAINTなどの描画ソフトを安定動作させる高性能モデルが豊富に揃っています。
さらに、3年間の無償修理保証や24時間サポート体制を備えており、購入後も安心して長く使える点が魅力です。
安定した作業環境と信頼できるサポートを重視するなら、マウスコンピューターのDAIVシリーズが最有力候補です。
パソコン工房

パソコン工房は、株式会社ユニットコムが展開する全国規模のBTOパソコンブランドで、クリエイター向けPCにも力を入れています。
イラスト制作やデジタルペイント用途に適した高性能モデルが揃っており、アイビスペイントを快適に動かせる構成も多くあります。
全国各地に実店舗があり、専門スタッフに相談しながら購入できるのも安心ポイントです。
スペック選びに迷っている方や、購入前に実機を確認したい方には、パソコン工房の店舗サポート付きモデルがおすすめです。
アイビスペイントの推奨スペック・おすすめPCに関するよくある質問
ここからは、アイビスペイントの推奨スペック・おすすめPCに関するよくある質問と回答をまとめて紹介していきます。
- アイビスペイント用PCとしてMacはおすすめできる?
-
MacはRetinaディスプレイによる高い発色精度や静音設計はイラスト制作に向いており、ペンタブとの相性も良好です。
ただし、同等性能のWindows機に比べて価格が高くなりがちです。コスパやカスタマイズ性を重視するならWindowsの方がおすすめです。
- アイビスペイントでパソコンを使うメリットは?
-
PC版なら大画面での作業・高解像度キャンバスの扱い・レイヤー数の多い作品の処理がスムーズに行えます。
また、キーボードやペンタブ操作に対応しており、ショートカットで効率的に作業できる点も魅力です。
- アイビスペイントはPCとスマホで同期できる?
-
アイビスアカウントにログインすれば、クラウド機能を通じてスマホやタブレットとのデータ共有ができます。
外出先で下書きをして、帰宅後にPCで仕上げるといった使い方もスムーズに行えます。
アイビスペイントの推奨スペックは?まとめ
| モデル | ![]() NEXTGEAR JG-A5G5A | ![]() mouse B4-I5U01SR-A | ![]() DAIV R4-I7G50WT-B | ![]() DAIV S4-I7G60SR-D |
|---|---|---|---|---|
| CPU | Ryzen 5 4500 | Core i5-1335U | Core i7-13620H | Core Ultra 7 155H |
| GPU | RTX 3050 | Iris Xe グラフィックス | RTX 4050 Laptop | RTX 4060 Laptop |
| メモリ | 16GB | 16GB | 16GB | 16GB |
| ストレージ | 1TB | 256GB | 500GB | 500GB |
| ディスプレイ | なし | 14型・WUXGA | 14型・フルHD | 14型・WQXGA+・120Hz |
| 価格 | 114,800円 | 114,800円 | 199,800円 | 239,800円 |
| おすすめ用途 | アイビスペイント初心者の 練習用デスクトップ | 外出先でも快適に描ける 軽量ノートPC | 本格的なイラスト制作をしたい 中級者向けモデル | AI支援機能も活かせる 上級者向けハイエンドPC |
アイビスペイントを快適に使うには、Core i7/Ryzen 7以上のCPUと16GBメモリを搭載したPC構成を選ぶのが理想です。
スマホやタブレットでも使えますが、高解像度キャンバスや多レイヤー編集を行うならPCの処理性能が圧倒的に有利です。
安定した描画と作業効率を重視するなら、コスパの高いWindowsノートPCがおすすめです。
ゲーミングPCでイラストを描くことはできる?という記事もありますので、気になる方はこちらも要チェックです。


