VTuberをはじめてみたいけど、実際にどれくらいのスペックのパソコンが必要かわからない人も多いでしょう。
本記事では有名VTuberのPCスペックや、VTuber向けPCに必要なスペックの解説をした上で、おすすめモデルを紹介します。
モデル | NEXTGEAR JG-A7G6T (スターター5点セット) | NEXTGEAR JG-A7G6T | NEXTGEAR JG-A7G7A | G-Tune E5-I9G70BK-A |
---|---|---|---|---|
CPU | Ryzen 7 5700X | Ryzen 7 5700X | Ryzen 7 7700 | Core i9-14900HX |
GPU | RTX 4060 Ti | RTX 4060 Ti | RTX 4070 Ti SUPER | RTX 4060 |
メモリ | 16GB | 16GB | 16GB | 32GB |
SSD | 512GB (NVMe) | 1TB (Gen4) | 1TB (Gen4) | 1TB (NVMe Gen4) |
価格 | 209,800円 | 179,800円 | 299,800円 | 349,800円 |
特徴 | 周辺機器をあわせて 揃えたい人向け | 推奨スペックを満たす コスパの良いモデル | VRゲームの配信も 快適に行える | 持ち運べる ノートPC |
有名VTuberのPCスペック一覧
Vtuberの中でも大手企業に所属し活動している方々のPCスペックをまとめると、配信者用のPCスペックはどのくらい必要なのかが大体わかってきます。
基本的にPCスペックを公表している方は少ないので、今回まとめたスペックは古かったり限られた情報がありますが、Vtuberに必要なPCスペックのおおよその予想材料にはなります。
ホロライブのVTuberが使用するPCスペック
VTuber | CPU | GPU | メモリ |
---|---|---|---|
兎田ぺこら | AMD Ryzen 9 5950X | RTX 3080 | 64GB |
大空スバル | Intel Core i9 9900KF | RTX 2070 Super | 不明 |
さくらみこ | Intel Core i9 9900K | RTX 2070 Super | 不明 |
戌神ころね | AMD Ryzen 9 5950X | RTX 3090 | 不明 |
白銀ノエル | Intel Core i9 10700K | RTX 3080 Ti | 32GB |
宝鐘マリン | Intel Core i9 13900K | RTX 4090 | 不明 |
湊あくあ | Ryzen 9 5950XT | RTX 3080 | 64GB |
全体的にCPUはその世代の最上級グレードのものを採用しています。
配信しながら3Dモデルを動かしつつ、ゲームもこなすとなるとCPUへの負荷がかなり大きくなるので妥当と言えるでしょう。
GPUもそれに合わせて当時のモデルのハイエンド以上を合わせて搭載したPCです。
CPUと同じ理由で、メモリは最低でも32GBは必要であることもわかりますね。
にじさんじのVTuberが使用するPCスペック
VTuber | CPU | GPU | メモリ |
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叶(かなえ) | AMD Ryzen 9 5950X | RTX 3090 | 不明 |
葛葉 | AMD Ryzen 9 5950X | RTX 3090 | 64GB |
星川サラ | AMD Ryzen 9 5900X | RTX 3090 | 64GB |
アンジュ・カトリーナ | Intel Core i9-12900K | RTX 3090 | 128GB |
風楽奏斗 | Intel Core i9 14900 | RTX 4090 | 不明 |
にじさんじのメンバーもかなりのハイスペックなPCを使用しています。
どれもここ2~3年で発売された、ゲーミングPCの最上級モデルのスペックです。
大手配信者ともなると要求スペックが高いゲームを配信しながら3Dモデルを表示させないといけないので、理想を言えばこのくらいのスペックが必要です。
ぶいすぽのVTuberが使用するPCスペック
VTuber | CPU | GPU | メモリ |
---|---|---|---|
一ノ瀬うるは | AMD Ryzen 9 5900X | RTX 3080 | 32GB |
花芽すみれ | Intel Core i9-12900K | RTX 3070 | 32GB |
胡桃のあ | Intel Core i9-12900K | RTX 3070 | 32GB |
橘ひなの | Intel Core i9-12900K | RTX 3070 | 32GB |
ぶいすぽのメンバーもCPUの性能を重視したゲーミングPCを揃えて使用しています。
eスポーツ向けタイトルをプレイすることが多いので、要求スペックが高くてもRTX 3060あたりのゲーム(スト6など)を踏まえて少し余裕を持たせている印象です。
VTuber向けPCの必要スペックについて
パーツ | スペック |
---|---|
CPU | Intel Core i9 12世代 以上 AMD Ryzen 9 5900X 以上 |
GPU | RTX 3070・4060Ti 以上 |
メモリ | 32GB以上(64GBが理想) |
ストレージ | SSD 2TB以上(ゲームを複数遊ぶなら3TB) |
前述した企業メンバーのPCスペックと合わせると、CPUは問答無用で最上位モデル、メモリは最低でも32GB以上、GPUは今の基準で言うミドルハイ以上のモデルが理想的ということがわかります。
ストレージは読み込み速度が早いSSDが絶対条件で、容量も2TB以上はないとすぐにゲームで容量がパンパンになってしまいます。
あくまでも最低限なので重量級のPCゲームを配信するとなると、もうワンランク上のスペックが必要になってくるので注意してください。
VTuber向けPCの値段は最低でも20万円必要
- 最低でも20万円以上必要
- VRゲームなど負荷の重い配信をするなら40万円以上必要
必要スペックのパーツ代を考えると、Vtuberとして活動するためのスペックを持つゲーミングPCだけで約20万円は最低必要な計算になってきます。
重いゲームやVRゲームを配信しながら遊ぶとなると要求スペックはさらに上がり、ハイエンドクラスのゲーミングPCで約30万円以上、VRゴーグルが約7.5万円~です。
そのため、必要な機材を総合するとPC本体とVRゴーグルだけで約40万円は予算が必要になってきます。
さらにVTuberモデルの作成依頼など、Vtuberとして活動するために必要なPC以外にかかる費用もあります。
PC以外に必要な項目 | 値段 |
---|---|
3Dモデル (外注する場合) | Live2D:1万円~ 3Dモデル:5万円~ |
アバターソフト | Vtuber Studioなどであれば 無料~4,000円 |
トラッキングデバイス | Webカメラ:3,000円~ VRゴーグル:約75,000円~ |
3Dモデルを自分で作るなら無料ですが、外注すると最低限1万円はかかり、クオリティの高い3Dモデルを外注すると数十万~数百万までかなりばらつきが出てきます。
アバターを動かすソフトはそこまで大きな出費ではありませんが、トラッキングのために最低限Webカメラは必要なので、Live2Dモデルを外注して最低限動かすだけでも2万円がゲーミングPCの予算に加えて必要です。
VTuber向けおすすめPC一覧
ここでは、VTuber向けのおすすめモデルについて、ノートパソコンを含めて紹介していきます。
【初心者向け】推奨スペックを満たすセットモデル
NEXTGEAR JG-A7G6T(スターター5点セット)
CPU:Ryzen 7 5700X
GPU:RTX 4060Ti
メモリ:16GB
ストレージ:512GB (NVMe)
付属品
ゲーミングモニター:mouse(iiyama)製
ゲーミングマウス:Logicool製
ゲーミングキーボード:Logicool製
ゲーミングヘッドセット:Logicool製
メリット | デメリット |
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まとめ売りなので単品で買うよりも安価 高水準なデバイスが揃っている 大体のゲームを動画配信してもカクつかないスペック | 多くのゲームをインストールするにはSSD容量が不安 ヘッドセットのマイクは音質が悪いので別途用意が必要 |
とりあえずゲーミングPC周りの環境を一括で整えたい!という方には、こちらのスターターセットがおすすめ。
PCスペックはミドルくらいに位置しますが、現状どのゲームをプレイしても余裕があるくらいにはスペックが高いので、動画配信を快適にこなせます。
SSDやメモリの容量を増設したり、音質を気にするならマイクを別途用意する必要が出てきますが、とりあえず動画配信できる環境のベースは一気に整うので、迷っていてデバイスどれが良いかわからない!という方におすすめです。
【コスパ最強】なるべく安くVTuberを始めたい方におすすめのモデル
NEXTGEAR JG-A7G6T
CPU:Ryzen 7 5700X
GPU:RTX 4060 Ti
メモリ:16GB
ストレージ:1TB NVMe SSD
メリット | デメリット |
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大体のゲームを動画配信してもカクつかないスペック PC専用ゲームを標準以上の画質でプレイ可能 性能と価格のバランスが取れた高コスパゲーミングPC | 重量級のゲームを動画配信するにはスペックが足りない |
前述したスターターセットのPCよりも、SSDの容量をアップしたモデルです。
スペック的にはスターターセットとほぼ変わらないので、元々PC周辺機器(マウス・キーボード・モニターなど)が揃っている方で、スペックアップ目的で買い替えたいという方におすすめです。
【高性能】VRゲームの配信も快適なハイスペックモデル
NEXTGEAR JG-A7G7A
CPU:Ryzen 7 7700
GPU:RTX 4070 Ti SUPER
メモリ:16GB
ストレージ:1TB Gen4 SSD
メリット | デメリット |
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最高画質でゲームをプレイしながら配信ができる VRゲームも快適に配信できる スペックを理由に配信できないということにならない | 4Kや高Hz対応モニターがないと性能を発揮できない |
スペックを気にせずにいろんなゲーム配信をしたい!という方におすすめなのが、このハイエンドモデルがおすすめ。
あらゆるゲームを最高画質でプレイしていても、サクサクと動画配信をできるので、VRゲームも含めスペックを理由に動画配信をするゲームが制限されることとは無縁です!
周辺機器も合わせて用意すると予算はかかりますが、それに見合う高水準なゲーム配信環境が手に入るので、大手Vtuberと同じような環境を目指すなら、本モデルがおすすめです。
【ノートパソコン】持ち運び可能なハイスペックモデル
G-Tune E5-I9G70BK-A
CPU:Core i9-14900HX
GPU:RTX 4070
メモリ:32GB
ストレージ:1TB SSD
ディスプレイ:15.3型 240Hz対応
本体重量:約2.09kg
バッテリー稼働時間:約6時間
メリット | デメリット |
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ハイエンドに位置する高性能モデル 240Hz液晶パネル搭載 場所を選ばず動画配信ができる | 価格が高い |
メモリ32GB、最新モデルの最上位CPU、ハイクラスのグラボを搭載しているので、ゲームの要求スペックを選ばずに動画配信をサクサクとできるパワフルなノートPCです。
240Hzモニターを活かしてFPSゲームなどをガチ環境で戦うことが可能で、『VALORANT』くらいの軽いFPSなら動画配信をしていても240fpsで戦えます。
PCの設置スペースを気にせず外配信などもできるため、活躍の幅が広いところもハイスペックゲーミングノートの大きなメリットです。
「ぶいすぽっ!コラボモデル」がドスパラより発売中
システムボイス付き | GALLERIAケースモデル | ノートPC | ||||||||
モデル | GALLERIA VSA7C-R46T | GALLERIA VSA7C-R47S | GALLERIA VSA7C-R48S | GALLERIA VSA7C-R49 | GALLERIA XA5C-R35 | GALLERIA XA7C-R46 | GALLERIA XA7C-R46T | GALLERIA XA7C-R47 | GALLERIA RL7C-R35-5N | GALLERIA RL7C-R45-4 |
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CPU | Core i7-14700F | Core i7-14700F | Core i7-14700F | Core i9-14900KF | Core i5-14400F | Core i7-14700F | Core i7-14700F | Core i7-14700F | Core i7-13620H | Core Ultra 7 155H |
GPU | RTX 4060 Ti 8GB | RTX 4070 SUPER 12GB | RTX 4080 SUPER 16GB | RTX 4090 24GB | RTX 3050 6GB | RTX 4060 8GB | RTX 4060 Ti 8GB | RTX 4070 12GB | RTX 3050 6GB | RTX 4050 6GB |
メモリ | 32GB | 32GB | 32GB | 32GB | 16GB | 32GB | 32GB | 32GB | 16GB | 16GB |
ストレージ | 1TB NVMe SSD | 1TB NVMe SSD | 1TB NVMe SSD | 1TB NVMe SSD | 500GB Gen4 SSD | 1TB Gen4 SSD | 1TB Gen4 SSD | 1TB Gen4 SSD | 500GB Gen4 SSD | 1TB Gen4 SSD |
おすすめ できる人 | すべてのPCゲームを楽しみつつ 少し価格は抑えたい | 価格は抑えつつ PCゲームを最高の環境で遊びたい | 4K画質や240fps以上の 維持を目指したい | 配信者と同じ PCスペックを目指したい | 格安のゲーミングPCを 探している | コスパに優れる初心者向け モデルを選びたい | 現行のPCゲームを 幅広く遊びたい | 配信やVRも 楽しんでみたい | なるべく安価な ゲーミングノートPCが良い | 価格とスペックのバランスが良い ゲーミングノートPCを選びたい |
- ぶいすぽ仕様の特注PCケース(※システムボイス付きモデルのみ)
- オリジナルステッカー
- オリジナル壁紙(Cドライブ直下のコラボ特典フォルダに保存)
- ぶいすぽメンバーによるシステムボイス
目的別に細かくモデルが分かれているので、自分が今どんな環境を求めているかで選びやすいゲーミングPCが揃っています。
こちらのコラボモデルには、特典としてオリジナルのステッカーと壁紙、システムボイスなどがが付属するので、ぶいすぽっ!を応援するファンの方にとっては嬉しい特典となっています。
VTuberのPCスペックに関するよくある質問
Vtuberとして活動したい方が、ゲーミングPCを購入しようとしている時によくある質問に対する回答をまとめました。
気になる質問があれば、ぜひチェックしてみてください。
VTuber向けパソコンの値段は?
最低限20万円くらいのゲーミングPCが必要です。
20万円の価格帯のゲーミングPCは、RTX 4060Tiを搭載したモデルがほとんどで、それに合わせてCPUも高水準なもの(i7-13世代・Ryzen 7 5800Xなど)が選ばれているため、このくらいのスペックが動画配信を快適に行うなら必要だからです。
VTuber用PCとしてノートパソコンは使える?
G-Tune E5-I9G70BK-A
CPU:Core i9-14900HX
GPU:RTX 4070
メモリ:32GB
ストレージ:1TB SSD
ディスプレイ:15.3型 240Hz対応
本体重量:約2.09kg
バッテリー稼働時間:約6時間
Vtuber用のPCとしてノートタイプを使用するなら、上記のようなゲーミングタイプのノートPCなら十分に動画配信用のPCとして運用できます。
「VTuber向けPCの必要スペックについて」でも解説した通り、「G-Tune E5-I9G70BK-A」は最高級の高性能CPUを搭載しています。
ゲームに加えて様々なツールを起動する必要がある動画配信において、最高のパフォーマンスを発揮します。
さらに性能の高いグラボと、大きめの容量である32GBのメモリが大量の計算をしているCPUの補助をしてくれるので、快適な動画配信が可能です。
もしゲーム用のノートPCではない場合、配信どころかゲームすら起動しないので、Vtuber用のノートPCを探しているなら、ゲーム用のモデルを選びましょう。
VTuber用PCのスペックは最低限どれくらい必要?
パーツ | スペック |
---|---|
CPU | Intel Core i9 12世代 以上 AMD Ryzen 9 5900X 以上 |
GPU | RTX 3070・4060Ti 以上 |
メモリ | 32GB以上(64GBが理想) |
ストレージ | SSD 2TB以上(ゲームを複数遊ぶなら3TB) |
最低限まともにVtuberとして活動できるゲーミングPCのスペックは、上記の通りとなります。
価格的には約20万円~となるので、音響機器や3Dモデルなどを用意することも考えると、もっと予算には余裕を持っておきましょう。
VTuberのPCスペックまとめ
モデル | NEXTGEAR JG-A7G6T (スターター5点セット) | NEXTGEAR JG-A7G6T | NEXTGEAR JG-A7G7A | G-Tune E5-I9G70BK-A |
---|---|---|---|---|
CPU | Ryzen 7 5700X | Ryzen 7 5700X | Ryzen 7 7700 | Core i9-14900HX |
GPU | RTX 4060 Ti | RTX 4060 Ti | RTX 4070 Ti SUPER | RTX 4060 |
メモリ | 16GB | 16GB | 16GB | 32GB |
SSD | 512GB (NVMe) | 1TB (Gen4) | 1TB (Gen4) | 1TB (NVMe Gen4) |
価格 | 209,800円 | 179,800円 | 299,800円 | 349,800円 |
特徴 | 周辺機器をあわせて 揃えたい人向け | 推奨スペックを満たす コスパの良いモデル | VRゲームの配信も 快適に行える | 持ち運べる ノートPC |
Vtuberとして活動するためには、ゲーミングPCの中でもかなりスペックが高いモデルが必要です。
さらに、マイク・カメラなどの周辺機器と3Dモデルの準備も必要なので、ゲーミングPCを用意しただけではVtuberとして活動できません。
0から揃えるなら、おおよそ30万円くらいの予算が必要になるケースが多いでしょう。