Visual Studio用のPCを購入する際には、用途と必要なスペックを明確にしてからPC選びをすることが大切です。
性能面では、特にCPUとメモリを重視し、グラフィック処理能力が必要ならグラボを搭載したモデルを選びましょう。
この記事では、Visual Studioの推奨スペックやパソコンのおすすめと選び方についても紹介していきます。
モデル | ![]() mouse A5-A5A01SR-A | ![]() G TUNE P5-I7G60BK-C | ![]() DAIV Z6-I9G70SR-A | ![]() DAIV N8-I9G90BK-A |
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CPU | Ryzen 5 7430U | Core i7-13620H | Core i9-13900H | Core Ultra 9 275HX |
GPU | AMD Radeon グラフィックス | RTX 5060 Laptop GPU | RTX 4070 Laptop GPU | RTX 5090 Laptop GPU |
メモリ | 8GB | 16GB | 32GB | 32GB |
ストレージ | 256GB SSD | 500GB SSD | 1TB SSD | 2TB |
ディスプレイ | 15.6型 | 15.6型 144Hz | 16型 Dolby Vision対応 | 18型 DCI-P3 100% |
価格 | 79,800円 | 209,800円 | 369,800円 | 716,800円 |
おすすめ用途 | Visual Studioを始める 初心者の方 | 幅広い開発に 対応したい | 複数アプリを使った マルチタスクを快適に行いたい | 最高性能PCでゲーム開発や ディープラーニングを行いたい |
Visual Studioの推奨スペックは?

以下より、Visual Studioの推奨スペックについて解説していきます。
当サイトでは、ソフトとの相性やカスタマイズ性から、MacではなくWindowsを推奨します。
公式の必要スペック
OS | Windows10/11 Windows Server 2022/2019/2016/2012 R2/2012/2008 R2 SP1 Arm64 エディションの Windows |
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CPU | 2コア以上のCPU |
GPU | 指定なし |
メモリ | 1 GBメモリ以上 |
ストレージ | 20 から 50 GB の空き領域以上 |
ディスプレイ | 指定なし |
Visual Studio公式の必要スペックは上記の通りです。
上記スペックがあれば、最低限Visual Studioを動作するのに問題はありませんが、快適な使用は望めません。
実際の開発環境を考慮する場合は、次に紹介する推奨スペックを参考にしましょう。
当サイトが考える推奨スペック
OS | Windows10/11 Windows Server 2022/2019/2016/2012 R2/2012/2008 R2 SP1 Arm64 エディションの Windows |
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CPU | AMD Ryzen 5 7430U以上 Intel Core i5-1335U以上 |
GPU | オンボード以上 |
メモリ | 16 GBメモリ以上 |
ストレージ | 500GB以上 |
ディスプレイ | 14インチ以上 |
Visual Studioを快適に使用するための推奨スペックは上記の通りです。
Visual Studio用PCのスペックでは、まず一番にCPUを妥協しないことが大切です。
メモリは8GBでも開発が可能ですが、他のソフトと並行した開発を考えると16GBあった方が安定性が大きく増します。
Visual Studio用パソコンのおすすめは?
モデル | ![]() mouse A5-A5A01SR-A | ![]() G TUNE P5-I7G60BK-C | ![]() DAIV Z6-I9G70SR-A | ![]() DAIV N8-I9G90BK-A |
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CPU | Ryzen 5 7430U | Core i7-13620H | Core i9-13900H | Core Ultra 9 275HX |
GPU | AMD Radeon グラフィックス | RTX 5060 Laptop GPU | RTX 4070 Laptop GPU | RTX 5090 Laptop GPU |
メモリ | 8GB | 16GB | 32GB | 32GB |
ストレージ | 256GB SSD | 500GB SSD | 1TB SSD | 2TB |
ディスプレイ | 15.6型 | 15.6型 144Hz | 16型 Dolby Vision対応 | 18型 DCI-P3 100% |
価格 | 79,800円 | 209,800円 | 369,800円 | 716,800円 |
おすすめ用途 | Visual Studioを始める 初心者の方 | 幅広い開発に 対応したい | 複数アプリを使った マルチタスクを快適に行いたい | 最高性能PCでゲーム開発や ディープラーニングを行いたい |
以下より、Visual Studio用パソコンのおすすめを紹介していきます。
格安の初心者向けモデルから、玄人向けのハイエンドPCまで紹介するので、ぜひ参考にしてみて下さい。
【Visual Studio初心者向け】7万円代の格安ノートPC
mouse A5-A5A01SR-A
CPU:AMD Ryzen 5 7430U プロセッサ
GPU:AMD Radeon グラフィックス
メモリ:8GB
ストレージ:256GB SSD
メリット | デメリット |
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価格が安い Visual Studioを快適に使えるスペック 簡単なプログラミング処理なら十分対応可能 | 本格的な開発業務には向かない |
できるだけ価格を抑えてプログラミングを始めたい方におすすめのモデルです。
8万円以下の手頃な価格で、簡単なプログラミングタスクであれば十分こなせる環境が得られます。
15.6型とディスプレイが大きいので、文字が小さくて見づらいといった心配もほとんどありません。
本格的な開発業務には向かないものの、これからプログラミング学習を始める予定の方にはおすすめのスペックです。
【高コスパ】多様なタスクをこなせる高コスパモデル
G TUNE P5-I7G60BK-C
CPU: Core i7-13620H
GPU:RTX 5060 Laptop GPU
メモリ:16GB
ストレージ:500GB SSD
メリット | デメリット |
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プログラミングに加え、多様なタスクに対応可能 映像を伴うアプリ開発も快適 搭載パーツと価格のバランスが良く、高コスパ | 3Dのゲーム開発などは難しい |
プログラミング以外にも幅広くPCを使いたい方におすすめのモデルです。
搭載パーツと価格のバランスが良く、高コスパなので初心者から玄人まで幅広い人気があります。
最新のグラボを搭載しており、映像を伴うアプリや簡単なゲーム開発などを行うこともできます。
ただし、3D処理の伴うゲーム開発などでは、高いグラフィック処理能力が必要となるので更に高性能のグラボが必要です。
【高性能】機械学習やゲーム開発が可能なノートパソコン
DAIV Z6-I9G70SR-A
CPU:Core i9-13900H
GPU:RTX 4070 Laptop GPU
メモリ:32GB
ストレージ:1TB SSD
メリット | デメリット |
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機械学習や軽いゲーム開発にも対応できる マルチタスクが非常に快適 大抵の用途で快適に扱えるスペック | 用途次第ではオーバースペックとなる ハイエンドの3Dゲーム開発は難しい |
機械学習やゲーム開発を行いたい方におすすめのモデルです。
CPU性能が非常に高く高性能なグラボも搭載しているので、非常に幅広い開発に対応可能なスペックとなっています。
メモリを32GB搭載しているため、Visual Studio以外のアプリを並行して使用しても、強制終了することなく快適な動作が望めます。
尖った性能が必要なハイエンド3Dゲーム開発や、ディープラーニング系の開発以外には大抵の開発に耐えられるスペックです。
【最高スペック】非常に重い特殊な開発も可能な最高スペックPC
DAIV N8-I9G90BK-A
CPU:Core Ultra 9 275HX
GPU:RTX 5090 Laptop GPU
メモリ:32GB
ストレージ:2TB SSD
メリット | デメリット |
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ハイエンド3Dゲーム開発やディープラーニングも可能 メモリは最高128GBまで搭載可能 現行最高スペックのノートPC | スペックに応じた高い価格設定 スペックを最大まで活かすならメモリ増設が必要 |
どうせ買うなら最高スペックのPCにしたいという方におすすめのモデルです。
非常に重い特殊な開発も可能なスペックで、ハイエンドの3Dゲーム開発やディープラーニングにも対応できます。
現行最高スペックのノートPCなので、とにかくスペックの高さを求めたい場合には一番の選択肢となるモデルです。
メモリは32GBを搭載していますが、他のパーツを最大限生かすなら最低でも64GB、可能なら128GBに増設しておくのがおすすめです。
Visual Studio用パソコンを選ぶ際のポイントは?

以下より、Visual Studio用ノートパソコンを選ぶ際のポイントについて解説していきます。
デスクトップとの比較や、あると便利な機能などを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
ノートパソコン・デスクトップを比較して用途に合う方を選ぼう
- 持ち運びができ、省スペース
- バッテリー駆動が可能で、電源が不要
- 拡張性が低く、パーツの交換や増設が難しい
- どこかのパーツが壊れると全体を買い替えなければならないことがある
- 拡張性が高く、パーツの交換・追加が容易
- 長時間の高負荷作業にも安定して対応できる
- 持ち運びができず、設置スペースが必要
- PC知識がないとデスクトップの恩恵を受けにくい
ノートパソコンとデスクトップにはそれぞれ異なるメリットが存在するので、自身の用途に合ったモデルを選びましょう。
ノートパソコンは持ち運び可能な点が非常に便利で、場所を選ばず相談しながら開発を進められるのが強みです。
デスクトップは拡張性の高さや、パーツの交換が可能なため、壊れても部分的な修理で済むことが多い点が挙げられます。
基本的にはどちらを選んでも、Visual Studioを使用するのに問題はありません。
複数のツールを使うなら画面は大きいモデルがおすすめ
UE5 + RAD Debugger
— Michal Ziulek🇺🇦 (@MichalZiulek) January 24, 2025
-Debugging Game code and Engine code
-No Visual Studio (only Win SDK + MSVC toolchain)
-Binary version of UE5 with editor symbols
-Using Unreal build system directly – simple batch file for building the project
-"Manual" code editing in nvim#UnrealEngine pic.twitter.com/07Gt2UKA3G
Visual Studio+Unreal Engine など、複数のアプリを同時使用する場合には画面は大きいモデルがおすすめです。
ただでさえ細かい文字が多くなるプログラミング作業ですが、複数アプリを使用するときに画面が小さいとどこに何があるか把握し辛く、ストレスに繋がってしまいます。
ビルドしての確認や検討時にも画面が大きいことはメリットになりやすいので、可能なら15.6インチのモデルがおすすめです。
メモリは大容量なほど快適になる
こんにちは、開発スタッフTです!
— Live2D 開発チーム (Dev Team) (@live2d_dev) January 31, 2023
SDK for Unityの開発環境がR6よりVisual Studio 2022になったのですが、64bit化でメモリの制限が無くなった影響か爆速になっていて驚きましたΣ(・ω・ノ)ノ!
メモリ4GBの制限って結構大きいんだなと思うとともに、Windows XPの時の容量を思い出して時代を感じます。
Visual Studio 2022は64bit化の影響でメモリの使用制限がなくなり、非常に快適化されました。
大容量メモリの性能をきちんと生かせるため、予算が余るならメモリを強化するのがおすすめです。
ただし、10万円のPCに64GBメモリを搭載するなど、過剰すぎると性能を生かせないので注意しましょう。
Visual Studio用パソコンの購入におすすめのBTOパソコンショップ
BTOパソコンショップとは、受注生産方式で自由にカスタマイズしたパソコンを販売しているショップです。
ここでは、主要なBTOショップである「ドスパラ」「マウスコンピュータ」「パソコン工房」それぞれの特徴について、解説していきます。
ドスパラ

ドスパラは、株式会社サードウェーブが展開している歴史あるBTOパソコンブランドです。
即日出荷に対応した製品も多く、スピーディーな納品を重視する方にとって非常に便利なサービスを提供しています。
「フリーランスなのにメインPCが壊れてしまった」など、急ぎで新しいPCが必要な方にも非常ににおすすめです。
マウスコンピューター

マウスコンピューターは、株式会社マウスコンピューターが展開する国内生産にこだわる信頼性の高いBTOブランドです。
全モデルで品質の安定感があり、24時間365日対応のサポート体制が用意されているため、機械が苦手な方でも安心して使用し続けられます。
PCの不具合で納期に間に合わないなどの事態を防ぐために、サポートの手厚い環境でPCを扱いたい方には特に向いたブランドです。
パソコン工房

パソコン工房は、株式会社ユニットコムが展開する全国に実店舗を構えるBTOパソコンブランドです。
高いカスタマイズ性と手頃な価格帯が特徴で、業務内容や仕事環境に応じたカスタマイズがしやすいです。
用途が定まっている場合など、特化型にカスタマイズして最適なモデルを購入できる点が魅力的なブランドです。
Visual Studioの推奨スペック・おすすめPCに関するよくある質問
ここからは、Visual Studioの推奨スペック・おすすめPCに関するよくある質問と回答をまとめて紹介していきます。
- Visual Studioでメモリ不足にならず快適に使えるスペックは?
-
メモリ不足にならないようにするなら最低16GB必要で、32GB以上あれば大抵の用途でメモリ不足を気にせずに済みます。
- Visual Studioでノートパソコンを使うメリットは?
-
持ち運び可能な点が非常に便利で、移動時やカフェでのすきま時間にVisual Studioが使える点や、クライアントとの相談にPCを持っていけるなどの強みがあります。
- Visual Studio用パソコンにグラボは必要?
-
Visual Studio用パソコンにグラボは必須ではありません。
ただし、アプリ開発や3D・動画を扱う場合など、グラフィック処理が必要な開発は多いので、グラボを搭載しておくことは無駄になりにくいです。
Visual Studioの推奨スペックは?まとめ
モデル | ![]() mouse A5-A5A01SR-A | ![]() G TUNE P5-I7G60BK-C | ![]() DAIV Z6-I9G70SR-A | ![]() DAIV N8-I9G90BK-A |
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CPU | Ryzen 5 7430U | Core i7-13620H | Core i9-13900H | Core Ultra 9 275HX |
GPU | AMD Radeon グラフィックス | RTX 5060 Laptop GPU | RTX 4070 Laptop GPU | RTX 5090 Laptop GPU |
メモリ | 8GB | 16GB | 32GB | 32GB |
ストレージ | 256GB SSD | 500GB SSD | 1TB SSD | 2TB |
ディスプレイ | 15.6型 | 15.6型 144Hz | 16型 Dolby Vision対応 | 18型 DCI-P3 100% |
価格 | 79,800円 | 209,800円 | 369,800円 | 716,800円 |
おすすめ用途 | Visual Studioを始める 初心者の方 | 幅広い開発に 対応したい | 複数アプリを使った マルチタスクを快適に行いたい | 最高性能PCでゲーム開発や ディープラーニングを行いたい |
Visual Studioを快適に扱うなら、CPUの性能を第一に考え、メモリ不足にならないよう16GB程度のメモリを搭載しておきましょう。
また、プログラミングは何をするかによっても必要なスペックは大きく変わるので、自身の用途を明確にしてからPC選びをすることが大切です。
加えて、快適な開発環境にするためには、画面の大きさや持ち運びやすさなど、性能面以外の比較も有効です。