Photoshopの推奨スペックまとめ ノートパソコンのおすすめモデルも紹介！

Photoshopは、多くのクリエイターが利用している画像編集ソフトですが、どの程度のスペックがあれば快適に動くのか気になっている方も多いのではないでしょうか。

本記事では、『Photoshop』を使うために必要なスペックの紹介と、どのくらいのPCであれば快適に利用できるか解説をした上で、おすすめモデルを紹介します。

MacやグラボなしPCでも快適に動かせるのかといった疑問についても解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。

モデル	DAIV FM-A5G5A	DAIV R6-I7G50SR-A	DAIV FX-I7G6T	Apple 2024 MacBook Air
CPU	Ryzen 5 7500F	Core i7-13650HX	Core i7 14700F	Apple M3
GPU	RTX 3050	RTX 4050	RTX 4060 Ti	内蔵GPU
メモリ	16GB	16GB	32GB	16GB
ストレージ	1TB NVMe SSD	500GB NVMe SSD	1TB SSD＋2TB HDD	1TB SSD
おすすめ用途	画像編集や デザイン作成	外出先での画像編集や デザイン作成	4K画像編集といった 高度な作業	外出先での画像編集や デザイン作成

Adobe Photoshopの公式推奨スペック・動作環境

Adobe Photoshopを利用する際、高度な演算処理性能が求められるため、低スペックのPCではまともに動作させられません。

Adobe Photoshopは、それぞれ動作スペックと推奨スペックが公表されているので、これらを考慮して必要なスペックを搭載しているPCを選びましょう。

以下で公式が発表しているそれぞれのスペックと、筆者が考えるAdobe Photoshopを使うために本当に必要なスペックをご紹介します。

公式必要スペック

Adobe Photoshopの公式必要スペックは、あくまでAdobe Photoshopだけを最低限動かせるレベルのスペックです。

実際にはPCがほかの処理も同時にこなしているため、上記のスペックでAdobe Photoshopを開いても、動作が重くなる可能性があります。

最悪の場合は、フリーズする恐れもあるため、まったくおすすめできるスペックではありません。

なお、DirectX 12に対応しているGPUが必須ですが、お使いのGPUがDirectX 12に対応しているかどうかは「GPU Database」のサイトで調べられます。

公式推奨スペック

Adobe Photoshopの公式推奨スペックでは、4K以上のディスプレイの場合に、4GBのGPUメモリが必要という項目が足されています。

上記のスペックでも、Webサイト用画像などの小さな画像なら快適に制作できますが、ポスターなどの大きな画像を制作する際にはスペックが足りません。

容量も100GBではあっという間に不足してしまうので、さらに余裕を持たせる必要があります。

【クリエイター向け】本当に快適に使うためのスペック

クリエイターがこれからAdobe Photoshop用のPCを購入するなら、上記スペックを満たしたモデルがおすすめです。

4Kなど高解像度での作業はもちろん、複数の画像を同時に編集するといったマルチタスクを行う際も、余裕を持って対応できます。

Windowsなら一世代前のCPUを搭載したミドルクラス以上のクリエイターPC、Macなら一世代前のM3チップ以降を搭載したMacBook Pro、もしくはMacBook Airをチェックしてみてください。

Photoshopはグラボなし・内蔵GPUのWindowsでも動かせる？

Photoshopでも、一部の機能はグラボなし・内蔵GPUのWindowsでも動かせます。

ただし、3D処理やレンダリングといった高負荷の作業にはグラボが必要なので、できればRTX4060程度を搭載しておくのがおすすめです。

グラボ自体は5万円以内で手に入りますし、PC本体を購入する際も20万円程度のモデルで十分対応できます。

PhotoshopにはWindowsとMacのどちらがおすすめ？

PhotoshopはWindowsとMacのどちらでも快適に使えますが、価格や操作性の面で違いがあります。

基本的に、同程度のスペックで比較するとWindowsのほうがMacより安いので、コスパを重視するならWindowsがおすすめです。

ただ、Macの薄くて洗練された見た目も捨てがたく、iPhoneやiPadとスムーズに連携できるメリットもあるので、Apple製品にこだわりたいならMacを選びましょう。

PhotoshopにおすすめのPC・ノートパソコンまとめ

ここでは、Photoshopを快適に遊べるおすすめモデルをいくつか紹介します。

低価格モデルからハイスペックモデルまで、目的別に厳選していますので、ぜひチェックしてみてください。

【Photoshop入門用におすすめ】Ryzen 5搭載クリエイター用PC

メリット	デメリット
おすすめモデルのなかでは最も安い 画像編集やデザイン作成などの基本操作は快適にこなせる 1TBの大容量ストレージ搭載	高度なクリエイター業務にはスペック不足 グラボの世代が古い

CPUにRyzen 5 7500Fを搭載した、エントリークラスのクリエイターPCです。

高度なクリエイター業務をこなせるほどのスペックではありませんが、画像編集やデザイン作成といった基本的な作業は十分快適にこなせます。

ストレージも1TBと余裕があるため、多くの画像や動画を保存してもすぐに容量不足になることはありません。

これからクリエイター業務に挑戦する方など、Photoshop入門用のPCを探している方におすすめです。

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【マルチタスクも可能】Windows搭載の高性能ノートPC

メリット	デメリット
Photoshopとほかのツールでマルチタスクもこなせる 価格と性能のバランスがよい ノートPCながらグラフィック性能が高い	4Kの高解像度編集といった高負荷な作業は厳しい ストレージがやや不安

IntelのCore i7プロセッサーを搭載した、ミドルクラスのクリエイターノートPCです。

CPUやグラボの性能が高いため、Photoshopとほかのツールを使用するといったマルチタスクもサクサクこなせます。

ストレージが500GBとやや少ないですが、いざとなったら外部ストレージにデータを保存すれば問題ありません。

ある程度マルチタスクもこなせる、高性能なWindows搭載のノートPCが欲しい方におすすめです。

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【周辺機器もセットで揃う】「TourBox NEO」セットモデル

メリット	デメリット
周辺機器もまとめて揃えられる 4Kの画像編集といった高度な作業も可能 32GBメモリ搭載でマルチタスクも快適	周辺機器にこだわりがある方には向かない 趣味でPhotoshopを使うならここまでのスペックは不要

PC本体に加え、キーボード・モニター・左手用デバイス「TourBox NEO」がセットになったモデルです。

周辺機器がまとめて揃うので、互換性を気にしながら1つずつ周辺機器を選ぶ必要がありません。

趣味でPhotoshopを使う程度であればここまでのスペックは不要ですが、4Kの画像編集などを実行したいプロのクリエイターには向いています。

Photoshopを使って、本格的にクリエイター活動をしていきたい方におすすめです。

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【Apple M3チップ搭載】高コスパMacbook

メリット	デメリット
MacBookのなかではコスパがよい 画像編集やデザイン作成は快適にこなせる デザインが洗練されている	内蔵GPUのため映像処理には向かない ストレージが少ない

Apple M3チップを搭載した、高性能なMacBook Airです。

内蔵GPUのため映像処理には不向きですが、Photoshopを使った画像編集やデザイン作成なら問題なくこなせます。

なによりも、デザイン性に優れているのがMacBookシリーズの魅力のため、作業のモチベーションも上がること間違いありません。

Photoshop用に高性能かつコスパのよいMacを探している方におすすめです。

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BTOショップによる特徴の違い

Photoshop用PCを購入する場合、コスパに優れカスタマイズも行えるBTOショップを利用するのがおすすめです。

しかし、BTOショップといっても多くの大手ショップがあるので迷ってしまう方が多いと思います。

どのショップでも取り扱っているゲーミングPC自体の性能や価格に、そこまで大きな差はありませんが、デザインやコラボモデルの種類などに差があるので、見た目や特典などのサービスで決めるのが良いでしょう。

ここでは、主要なBTOショップである「ドスパラ」「マウスコンピュータ」「パソコン工房」それぞれの特徴と、ゲーミングブランドの紹介をします。

ドスパラ【GALLERIA】

ガレリアはドスパラが展開するゲーミングPCブランドで、eスポーツ大会などにもデバイス提供をしていて、一般～プロまで幅広く親しまれています。

ドスパラ自体の大きな特徴として、「納期が早い」事が挙げられます。需要が多くて在庫が少ないもの以外はだいたい「最短翌日発送」なので、なるべく早くPCが欲しい方におすすめです。

定期的にVtuberや大手ストリーマーとのコラボモデルを販売し、特典としてステッカーなどが付属しているので、ゲーミングPCを購入する際にはコラボモデルもチェックしてみましょう。

マウスコンピューター【G-Tune】

G-Tuneはマウスコンピューターが展開するゲーミングPCブランドで、プロ選手などにも数多くPCを提供しており、競技シーンでも数多く取り扱われているので、信頼性が高いです。

他のBTOショップと比べて、特に電源に余裕を持たせているので、構成変更やパーツを増設したりと拡張のしやすいゲーミングPCといえます。

また、マウスコンピューターはすべての製造工程を日本国内で行っているので、安心感が高いのも人気のポイントです。

パソコン工房【Level∞】

Level∞は、パソコン工房が展開するゲーミングPCブランドです。

大手ストリーマー・声優・Vtuber・プロチームなど幅広いコラボモデルに加えて、ゲーム推奨モデルも数多く扱っているので、お気に入りの有名人コラボモデルがほしい方や、ハマっているゲーム推奨モデルがほしい方におすすめです。

また、細かく構成パーツを変えたモデルが多く、細かく価格帯を絞って選べるので、PCパーツにある程度知識がある方には選ぶ楽しさがあります。

Photoshopを使うためのPCの選び方

Photoshop用のPCを選ぶ際は、デスクトップかノートパソコンかといったPCの種類に加え、液晶サイズや解像度にもこだわる必要があります。

また、Premiere ProやAfter Effectsといった、Adobeの別ソフトの利用も検討しているなら、さらにスペックに余裕を持ったPCを選ぶべきです。

以下では、PCの選び方のポイントをそれぞれ解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。

デスクトップかノートパソコンかで選ぶ

Photoshopは、デスクトップとノートパソコンのどちらでも快適に使えるので、あとは自身が利用するシーンに応じて適切な選択をしましょう。

とくに、外出先で作業する機会が多いのであればノートPC一択で、自宅に広い作業スペースを用意できない方でも省スペースで作業できるメリットがあります。

一方、自宅でのみ作業するなら、大画面ディスプレイで画像編集などができるデスクトップのほうが操作性が高いでしょう。

PCの液晶サイズ・解像度も要チェック

Photoshopの利用にあたっては、PCの液晶サイズや解像度も重要です。

とくにノートPCの場合は、画面サイズや解像度が作業のしやすさに直結するため、自分が快適に作業できるディスプレイを搭載したモデルを選びましょう。

デスクトップなら、モニターサイズは24〜27インチ、解像度は最低でもフルHD以上がおすすめです。

必要に応じて他のAdobeソフトのスペックもチェックしよう

クリエイターなら、Photoshop以外に、Adobeの別ソフトを使用する機会もあると思います。

なかでも、Premiere ProやAfter Effectsといった動画編集ツールは、Photoshopよりも推奨スペックが高いため注意が必要です。

併用する可能性があるソフトは、必ず推奨スペックをチェックしたうえで、それを満たすスペックのPCを購入しましょう。

Photoshopの推奨スペック・おすすめPCに関するよくある質問

Photoshopの推奨スペックを満たすノートパソコンのおすすめは？

Windowsなら、クリエイターPCのDAIVシリーズ、MacならM3チップを搭載したモデルがおすすめです。

Photoshopはグラボなしでも動く？

グラボなしでも動きますが、おすすめはしません。

画像処理などをサクサクこなしたいなら、グラボを搭載したPCを購入しましょう。

Photoshopの推奨スペックのCPUは？

Windowsなら、Intel・AMD・WinARMのCPU、MacはAppleシリコンのCPUが対象です。

推奨スペックギリギリでは、Photoshopの動作が重くなるので、なるべくミドルクラス以上の余裕を持ったスペックのPCを用意しましょう。

Photoshopは内蔵GPUでも動かせる？

Photoshopは内蔵GPUでも動かせます。

画像編集やデザイン作成といった軽い作業であれば、内蔵GPU搭載のPCでも問題ありません。

Photoshopの推奨スペック・おすすめPCまとめ

モデル	DAIV FM-A5G5A	DAIV R6-I7G50SR-A	DAIV FX-I7G6T	Apple 2024 MacBook Air
CPU	Ryzen 5 7500F	Core i7-13650HX	Core i7 14700F	Apple M3
GPU	RTX 3050	RTX 4050	RTX 4060 Ti	内蔵GPU
メモリ	16GB	16GB	32GB	16GB
ストレージ	1TB NVMe SSD	500GB NVMe SSD	1TB SSD＋2TB HDD	1TB SSD
おすすめ用途	画像編集や デザイン作成	外出先での画像編集や デザイン作成	4K画像編集といった 高度な作業	外出先での画像編集や デザイン作成

Photoshopの推奨スペックはそれほど高くはないですが、自身の使用用途に応じて適切なスペックのPCを選ぶのが大切です。

画像編集やデザイン作成だけならそこまで高いスペックを必要としませんが、4K画像編集といった繊細かつ高度な作業に挑戦するなら、相応のスペックが求められます。

当記事で紹介したPhotoshop用おすすめPCモデルを参考に、自分にピッタリのPCを見つけてみてください。