ノートパソコンはメモリ増設できるモデルとできないモデルが存在します。
この記事では、メモリ増設可能なノートパソコンの例や、ノートパソコンでメモリ増設可能かどうかを見極める方法などについて、詳しく解説していきます。
モデル | ![]() mouse A4-A5U01SR-B | ![]() mouse A5-I7U01BK-A | ![]() GALLERIA RL7C-R46-5N | ![]() DAIV R6-I7G50SR-A |
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CPU | Ryzen 5 7430U | Core i7-12650H | Core i7-13620H | Core i7-13650HX |
GPU | Radeon グラフィックス | インテル UHD グラフィックス | GeForce RTX 4060 8GB Laptop GPU | GeForce RTX 4050 Laptop GPU |
メモリ | 8GB (最大64GB) | 8GB (最大64GB) | 16GB (最大64GB) | 16GB (最大64GB) |
ストレージ | 256GB SSD | 1TB SSD | 1TB SSD | 1TB SSD |
ディスプレイ | 14型 フルHD | 15.6型 フルHD | 15.6型 フルHD | 16型 WQXGA |
価格 | 79,800円 | 99,800円 | 165,980円 | 219,800円 |
おすすめ用途 | 格安で日常使いや ビジネス用モデル | コスパに優れる ビジネス向けモデル | グラフィック性能の高い ゲーム・クリエイティブ用モデル | 高性能ディスプレイ搭載の クリエイター向けモデル |
ノートパソコンはメモリ増設できない?
結論から言うと、メモリ増設できるモデルとできないモデルが存在します。
以下にメモリ増設できるモデルとできないモデルの例を紹介します。
- BTOパソコンショップのモデル
- メモリ増設や換装に対応した作りのモデル
- MacBook
- メモリがマザーボードにはんだ付けされているモデル
BTOパソコンショップのモデルは購入時にメモリ増設が可能なモデルが多く、取り付けも工場で行って手元に届くので、専門的な知識も必要ありません。
また、メモリ増設や換装に対応した作りのモデルの場合、自分で増設を行うこともできます。
ただし、Macbookやメモリがマザーボードにはんだ付けされているモデルは、個人でメモリ増設を行うことはできません。
外付けでノートパソコンのメモリ増設は基本的に不可能
基本的に、外付けでノートパソコンのメモリを増設することはできません。
本体に内蔵する形で増設する必要があるので、本体が増設に対応している必要があります。
ノートパソコンでメモリ増設可能かどうかを見極めるポイントは?
ノートパソコンでメモリ増設可能かどうかを見極めるポイントは、スロットの有無やオンボードタイプかスロットタイプかなどがあります。
また、どんなモデルでもデスクトップ用メモリを取り付けることはできないので、ノートパソコン専用メモリが必要な点は抑えておきましょう。
メモリスロットの数と空きを確認しよう
使わなくなったノートPCからメモリ抜いてメインPCのメモリ増設しようとしたけど、スロットが足りないだけじゃなくてメモリのタイプが違いました(sun)
— レメイ (@7h_remei) April 5, 2014
メモリ増設を考える場合、まずはメモリスロットの数と空きを確認しましょう。
マザーボードの型番やノートパソコンの型番を検索し、仕様書やマニュアルで増設できるか確認するのがおすすめです。
実際にPC本体を開けて確認してしまうと、保証の対象外となってしまう場合があるので注意が必要です。
オンボードタイプのモデルは交換できない
【PCの話】@fujii_enjineer さんが優しく色々教えてくれたので、念のためスペック再確認したら
— a.k.a.89 – D2C & 越境EC (@pakkun_life) May 19, 2022
なんと
メモリがオンボードタイプで空きスロットゼロw
CPUも2世代前だったという。。。
潔く買い換えます😂 pic.twitter.com/RQjSkxBP9c
オンボードタイプのモデルの場合、別途スロットがあるモデルでなければ交換や増設はできません。
マザーボードの型番やノートパソコンの型番を検索し、オンボードタイプではないかを事前に確認しておきましょう。
デスクトップ用メモリとは規格が違う
AmazonでノートPC用メモリ(SO-DIMM)を注文したつもりがデスクトップPC用メモリ(DIMM)が投函してた時の表情。 pic.twitter.com/Kraj6UGaKr
— でぃふ (@diff) March 28, 2024
デスクトップ用メモリとノート用メモリは規格が違うので、デスクトップ用メモリを増設に使用することはできません。
デスクトップ用メモリが余ったからノートPCに付け替えようと考えている場合や、メモリを購入する際には特に注意しましょう。
ノートパソコンのメモリ増設にかかる費用は?
種類 | 費用(ドスパラでの価格) |
---|---|
8GB 2枚組 | 本体4,682円+工賃3,300円 |
16GB 2枚組 | 本体11,880円+工賃3,300円 |
32GB 2枚組 | 本体22,800円+工賃3,300円 |
工賃はドスパラ公式サイトをもとに記載
ノートパソコンのメモリ増設にかかる費用は、基本的に「本体代+工賃」となります。
メモリ本体は2枚組の製品が多く、8GBで5000円、16GBで12,000円、32GBで22.000円程度が相場です。
また、取り付けを業者に委託する場合は、工賃が別途かかるので気を付けましょう。
ノートパソコンのメモリ増設は自分で行える?
14型のAI対応CPUを搭載した、インテルの15世代搭載 ノートパソコン到着。
— ぐみめる (@gumimel) May 14, 2024
さっそくメモリとSSD造設。 pic.twitter.com/1Bk5pHFqJs
- 電源を切ってバッテリーを外しておく
- 本体裏のカバーを外し、メモリを確認する
- 金具を動かしてメモリを外し、取り付ける
ノートパソコンのメモリ増設は自分で行えますが、知識がないと業者に依頼するより余計に費用がかかる場合もあります。
特殊なドライバーが必要な場合はドライバーを購入する費用が余計にかかりますし、静電気でPC本体が故障してしまう恐れもあります。
本体カバーを外した瞬間から保証などの対象外になる場合もあるので、特に初心者は、なるべく業者に依頼する方がおすすめです。
ノートパソコンでメモリ増設するならBTOパソコンショップがおすすめ
BTOパソコンショップとは、受注生産式でパソコンを販売しているショップのことで、拡張性の高さやコスパの良さに定評があります。
様々な用途向けにカスタマイズされたPCが数多く用意されているので、PC初心者でも簡単に理想のPCを購入可能です。
ここでは、主要なBTOショップである「ドスパラ」「マウスコンピュータ」「パソコン工房」それぞれの特徴について、解説していきます。
ドスパラ

ドスパラは、株式会社サードウェーブが運営しているBTOショップです。
最短翌日出荷に対応するなど、納期の早さに魅力があります。
また、購入したノートパソコンは1年間の修理保証が付帯するほか、最長5年まで延長できる点も魅力的です。
マウスコンピューター

マウスコンピューターは、株式会社マウスコンピューターが運営しているBTOショップです。
パソコンは品質管理の徹底された長野県の工場で組み立てられており、安心感のある国内生産に定評があります。
また、24時間365日対応の電話サポートが受けられるため、初心者の方でも安心して使い始められるのが魅力です。
パソコン工房

パソコン工房は、株式会社ユニットコムが運営しているBTOショップです。
ノートパソコンのラインナップが豊富なほか、相談窓口などのサポート体制も充実しています。
また、全国に66店舗を展開しているので、実店舗で相談しやすい点も魅力です。
ノートパソコンでメモリ増設に対応しているおすすめモデル一覧
モデル | ![]() mouse A4-A5U01SR-B | ![]() mouse A5-I7U01BK-A | ![]() GALLERIA RL7C-R46-5N | ![]() DAIV R6-I7G50SR-A |
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CPU | Ryzen 5 7430U | Core i7-12650H | Core i7-13620H | Core i7-13650HX |
GPU | Radeon グラフィックス | インテル UHD グラフィックス | GeForce RTX 4060 8GB Laptop GPU | GeForce RTX 4050 Laptop GPU |
メモリ | 8GB (最大64GB) | 8GB (最大64GB) | 16GB (最大64GB) | 16GB (最大64GB) |
ストレージ | 256GB SSD | 1TB SSD | 1TB SSD | 1TB SSD |
ディスプレイ | 14型 フルHD | 15.6型 フルHD | 15.6型 フルHD | 16型 WQXGA |
価格 | 79,800円 | 99,800円 | 165,980円 | 219,800円 |
おすすめ用途 | 格安で日常使いや ビジネス用モデル | コスパに優れる ビジネス向けモデル | グラフィック性能の高い ゲーム・クリエイティブ用モデル | 高性能ディスプレイ搭載の クリエイター向けモデル |
以下より、ノートパソコンでメモリ増設に対応しているおすすめモデルを紹介していきます。
用途ごとに適したモデルを紹介していくので、是非参考にしてみて下さい。
【日常使いにおすすめ】32GBまで増設できる格安モデル
mouse A4-A5U01SR-B
CPU:Ryzen 5 7430U
GPU:Radeon グラフィックス
メモリ:8GB(最大32GB)
ストレージ:256GB SSD
メリット | デメリット |
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価格が安い Officeソフトの使用やネットサーフィンに最適 メモリ増設で写真の編集にも使用可能 | グラボ非搭載なので動画編集などは難しい |
日常的に使用する安価なモデルが欲しい方におすすめのモデルです。
安価ながらもCPUの性能は高めなので、Officeソフトの使用やネットサーフィン、映画鑑賞などを快適に楽しめます。
メモリを増設すれば、写真の編集や多くの検索エンジンのタブを多く開いても重くならないので、より幅広い使い方を視野に入れている場合にもおすすめです。
グラボ(グラフィックボード)という、映像の出力を行うパーツを搭載していないモデルですが、ゲームや動画編集を行わないのであれば問題はありません。
【コスパモデル】コスパに優れたビジネス用モデル
mouse A5-I7U01BK-A
CPU:Core i7-12650H
GPU:内蔵(インテル UHD)
メモリ:8GB(最大64GB)
ストレージ:1TB SSD
メリット | デメリット |
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価格が安い 安価ながら高いCPU性能 メモリ増設で多くのソフトを同時立ち上げ可能 | 同価格帯にはグラボを搭載したモデルも存在する |
価格の安さと性能の高さを求める方におすすめのモデルです。
10万円以下の価格設定ながらCPU性能が非常に高く、素早い処理や計算、プログラムの動作にも向いています。
メモリを増設すれば多くのソフトを同時に立ち上げて使用できるようになるので、プログラミングや資料作成なども快適に行えます。
同価格帯にはグラボを搭載したモデルも存在しますが、CPU性能は圧倒的にこちらのモデルが高いので、動画・ゲームなどで使用する予定がない場合はこちらのモデルの方がコスパで勝ります。
【グラボ搭載】グラボを搭載したゲーム・動画編集向けモデル
GALLERIA RL7C-R46-5NH-6
CPU:Core i7-13700H
GPU:RTX 4060
メモリ:16GB(最大64GB)
ストレージ:1TB SSD
メリット | デメリット |
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PS5以上のグラフィック性能 動画編集や配信にも使用可能 メモリを増設すればアプリの動作が非常に安定する | ストレージが500GBでは足りない可能性がある |
安価でゲームができるノートパソコンが欲しい方におすすめのモデルです。
PS5と同等のグラフィック性能があり、最新タイトルまで幅広いゲームを快適に楽しむことができます。
動画編集やYouTube配信などにも使用可能なモデルで、メモリを増設すればアプリの安定性を底上げすることができます。
ゲームや動画編集で使用するならストレージが足りない可能性が高いので、メモリと一緒にストレージ容量も増やしておくのがおすすめです。
【クリエイター向け】高解像度&高フレームレート対応モデル
DAIV R6-I7G50SR-A
CPU:Core i7-13650HX
GPU:RTX 4050
メモリ:16GB(最大64GB)
ストレージ:500GB NVMe SSD
メリット | デメリット |
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最高240Hz出力に対応している WQXGA解像度対応の高性能ディスプレイ搭載 メモリを増設すればソフトの安定性が向上する | メモリを増設しなければクリエイター向けとしては難しい |
コスパの優れたクリエイター向けモデルが欲しい方におすすめのモデルです。
最高240HzとWQXGA解像度に対応した高性能ディスプレイを搭載しており、動画や画像編集に向いた性能です。
メモリを増設すればソフトの安定性が向上するので、クリエイター向けとしては32GB以上に増設しておくことをおすすめします。
高解像度で表示した場合、ソフトによってはUIがかなりすっきりした見た目になるため、作業効率の上昇も見込めるというメリットもあります。
ノートパソコンのメモリ増設に関するよくある質問
ここからは、ノートパソコンのメモリ増設に関するよくある質問と回答をまとめて紹介していきます。
- HPのノートパソコンはメモリ増設できない?
-
HPのノートパソコンはメモリのカスタマイズに対応したモデルが非常に少ないので、メモリ増設は基本できません。
ただし、メモリの増設に対応したモデルも存在するので、対応している場合は増設することもできます。
- ノートパソコンのメモリ増設をLenovoのモデルで行える?
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Lenovoのモデルはカスタマイズ幅のあるモデルが多く、メモリの増設も基本的には可能です。
ただし、オンボードタイプである場合が多いので、購入時に増設しなければ基本的には自分での増設はできません。
- VAIOはメモリ増設不可?
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VAIOはメモリ増設が可能ですが、CPUやストレージのアップグレードもセットになっている場合が多いので、メモリ単体の増設はできません。
- ノートパソコンをメモリ増設で16GBにするメリットは?
-
ノートパソコンをメモリ増設で16GBにするメリットは、ソフトの安定性が向上することや、マルチタスクが可能になることです。
メモリ8GBではソフトをいくつも立ち上げると重くなってしまいますが、16GBなら編集ソフト+検索エンジン+Officeソフトなどを同時に開いて作業ができるようになります。
ノートパソコンはメモリ増設できない?まとめ
モデル | ![]() mouse A4-A5U01SR-B | ![]() mouse A5-I7U01BK-A | ![]() GALLERIA RL7C-R46-5N | ![]() DAIV R6-I7G50SR-A |
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CPU | Ryzen 5 7430U | Core i7-12650H | Core i7-13620H | Core i7-13650HX |
GPU | Radeon グラフィックス | インテル UHD グラフィックス | GeForce RTX 4060 8GB Laptop GPU | GeForce RTX 4050 Laptop GPU |
メモリ | 8GB (最大64GB) | 8GB (最大64GB) | 16GB (最大64GB) | 16GB (最大64GB) |
ストレージ | 256GB SSD | 1TB SSD | 1TB SSD | 1TB SSD |
ディスプレイ | 14型 フルHD | 15.6型 フルHD | 15.6型 フルHD | 16型 WQXGA |
価格 | 79,800円 | 99,800円 | 165,980円 | 219,800円 |
おすすめ用途 | 格安で日常使いや ビジネス用モデル | コスパに優れる ビジネス向けモデル | グラフィック性能の高い ゲーム・クリエイティブ用モデル | 高性能ディスプレイ搭載の クリエイター向けモデル |
ノートパソコンには、メモリ増設できるモデルとできないモデルが存在します。
メモリ増設出来ないモデルは、基本的に外付けのメモリも接続できないので注意しましょう。
メモリ増設を考えてPCを購入するなら、BTOパソコンショップで交換可能なモデルを購入するか、メモリがオンボードタイプではないノートパソコンを購入するのがおすすめです。