2025年10月中旬あたりから、PCパーツのメモリやSSDの価格が倍近く高騰しています。
この記事ではメモリ高騰による現状などをできるだけわかりやすく解説していきます。
特にゲーミングPCなどの購入を考えている方にとっては、できるだけ早めに購入しないと今後BTOショップでのPCの価格高騰や、在庫切れなどで手に入るチャンスが少なくなる可能性があるため早めの購入をおすすめします。
メモリの価格が高騰している?
- AI需要の増加によってパーツが供給不足に
- そもそもPC新調にて大容量化するユーザー層も多め
- メモリの価格は約2倍ほど高くなっている
現在、AIによる需要の増加によって、DDR5を中心としたメモリやSSDなどの価格が高騰しています。
主にこれらはDRAM(半導体メモリ)やNAND(フラッシュメモリ)が供給不足になっていることが原因となっています。
また、AI以外でもそもそもPC新調でメモリの大容量化を行うユーザー層自体が増えてきたことも品薄状態への影響があります。
以下は直近のDDR5メモリのAmazonの価格推移の画像です。

こちらのDDR5メモリは、10月以前では12,000円の価格をキープしており安定していましたが、10月中旬に入ってから徐々に値上がりを開始しました。
11月3日時点では、約32,000円になっており、平均価格から2倍以上の値段になっていることが確認できます。
メモリの価格高騰はいつまで続く?
あくまで予想ベースではありますが、2025年末~2026年の3月ごろまでは徐々に価格上昇していく可能性が高そうです。
それ以降は徐々に需要が落ち着いてきたり、生産が間に合うようになることはありそうですが、価格自体が落ち着くかどうかはわかりません。
AIによる躍進は大きく、昨今では常にどんな影響があってPCパーツの需要が増加していくか判別がしづらい状況となっています。
そのため買い控えせずにできるだけ早めにPCパーツやPC自体を購入することをおすすめします。
メモリの高騰によるゲーミングPCやBTOショップの価格影響は?
- メモリやSSDの価格高騰でBTOショップでのPCの価格は上がっていく
- そもそもパーツを確保できないので在庫切れや納期遅れになる可能性も高い
- 買い控えせずに早めの購入がおすすめ
メモリなどのPCパーツの価格高騰によって、ゲーミングPCやBTOショップで販売されているPC自体に影響はおきるのか?と感じている方もいるかと思います。
個人的には、PC自体の価格高騰や在庫切れに繋がってくる可能性はかなり高いと感じています。
過去にはマイニング需要の増加や半導体不足の影響でグラフィックボードの供給が追いつかなくなっていた事態がありました。
その時期には在庫問題の影響で、あまりコストパフォーマンスが良くないとされていた「RTX 3060」が搭載されたPCが、「RTX 3060 Ti」を搭載したPCよりも高価格で販売されている状況になっていました。
また、実店舗での購入も難しくなり、購入制限が起きているため自作でもBTOショップでも価格高騰や購入が難しくなってきているので、PCの購入を悩んでいる方は早めの購入をおすすめします。
NANDの供給不足による値上がりは、SSDにも影響が出始めている。また、3.5インチHDDも一部モデルで価格が上昇している。「年末にPCを組む場合、現在より数万円は高くなると思う」と、複数のショップ関係者は口をそろえる。

