FL Studio用ノートパソコンを選ぶなら、CPUとメモリの性能を最重要視してモデルを選択しましょう。
また、動画編集も行うならグラボを搭載したモデルや、Mac book Airも選択肢になります。
この記事では、FL Studio用ノートパソコンのおすすめや、安いモデル・必要スペックについても紹介していきます。
モデル | ![]() mouse A5-A5A01SR-A | ![]() MousePro G4-I7U01BK-B | ![]() DAIV S4-I7G60SR-D | ![]() Apple 2025 MacBook Air M4 |
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CPU | Ryzen 5 7430U | Core i7-1355U | Core Ultra 7 155H | Apple M4 |
GPU | Radeon グラフィックス | インテル Iris Xe グラフィックス | GeForce RTX 4060 Laptop GPU | M4内蔵GPU |
メモリ | 16GB | 16GB | 16GB | 16GB |
ストレージ | 500GB | 256GB | 1TB | 512GB |
価格 | 89,800円 | 176,800円 | 239,800円 | 186,929円 |
おすすめ 用途 | できるだけ安価に 音楽制作を始めたい | 有料音源も使って 高品質に仕上げたい | 音楽制作と動画編集を 行いたい | 安価に音楽制作と 動画編集を行いたい |
FL Studio用ノートパソコンのおすすめは?

以下よりFL Studio用ノートパソコンのおすすめについて紹介していきます。
初心者向けモデルから動画編集もこなせるモデルまで紹介するので、ぜひ参考にしてみて下さい。
【初心者向け入門用】8万円代の格安モデル
mouse A5-A5A01SR-A
CPU:Ryzen 5 7430U
メモリ:16GB
ストレージ:500GB SSD
サイズ:15.6インチ
重さ:1.62kg
メリット | デメリット |
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価格が安い 大きめの画面で作業がしやすい 有料音源を用いた制作も可能 | 重い音源やエフェクトを多くは使えない |
できるだけ安価にFL Studioを使いたい初心者の方におすすめのモデルです。
8万円代という安価な価格設定ながら、EDMなどの比較的重くなりにくい制作を快適に行うことができます。
15.6インチのモニターを採用しており、プラグインやDAWの細かいUIもストレスなく操作できます。
SERRUM2などの少し重い音源も、数トラックなら快適に扱えるので、高クオリティな音源制作も可能なモデルです。
【高コスパ】価格を抑えながら高音質な制作が可能
DAIV Z4-I7I01SR-A
CPU:Core i7-1355U
メモリ:16GB
ストレージ:256GB SSD
液晶サイズ:14インチ
本体重量:0.947kg
メリット | デメリット |
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価格と搭載パーツのバランスが良く、高コスパ 高品質な音源も導入可能 メモリを増設すればオーケストラの制作ができる | 動画の制作や編集には向かない 標準のストレージ容量が少ない |
価格を抑えつつも高いクオリティの制作を行いたい方におすすめのモデルです。
最安値モデルと比べてCPU性能が高く、音楽だけを作るなら非常にコスパに優れています。
有料音源を多数使用することもできるので、制作物のクオリティを底上げできる環境です。
メモリを32GBに増設すれば、オーケストラなどの負荷の高い制作も可能なので、より幅広いジャンルの制作に対応できます。
ストレージ容量が標準で少ないモデルなので、カスタマイズで増設するか、外付けSSDを併用するのがおすすめです。
【動画編集】動画編集などマルチに使えるグラボ搭載モデル
DAIV S4-I7G60SR-D
CPU:Core Ultra 7 プロセッサー 155H
メモリ:16GB
ストレージ:500GB SSD
サイズ:14インチ
重さ:1.76kg
メリット | デメリット |
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グラボ搭載で動画編集もできる 有料音源だけでの制作も可能なCPU性能 ゲームなど幅広い用途で活躍する性能 | メモリを32GBに増設しなければパーツの性能を活かしきれない |
動画編集など、マルチに使用したい方におすすめのモデルです。
RTX4060のグラボを搭載しており、動画編集が可能な性能となっているため、たとえばボカロ曲の制作からPV制作などをすべて行えます。
有料音源だけでの制作も可能なほどCPU性能が高く、マルチな制作を行うクリエイターにとっては非常に高コスパなモデルです。
さらに、カスタマイズでメモリを32GB以上に増設することで、ほとんどのジャンルの制作に耐えられる環境が得られます。
【高コスパMac】超高コスパなMacOSモデル
MacBook Air M4
CPU:Apple M4
メモリ:16GB
ストレージ:500GB SSD
サイズ:13.6インチ
重さ:1.24kg
メリット | デメリット |
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同価格帯ではコスパ最高のモデル 初心者に扱いやすいMacOS搭載モデル グラフィック性能が高く、動画編集もこなせる | Windows専用アプリやゲームが利用できない |
とにかくコスパの良いモデルにしたい方におすすめのモデルです。
同価格帯では圧倒的なコスパを誇るモデルで、重い有料音源を用いた高品質な楽曲制作を完結できる性能があります。
MacOSはシンプルでわかりやすく、PC初心者の方にも非常におすすめなOSです。
Apple M4プロセッサーはグラフィック性能も高いので、ボカロなどのMV制作まですべて完結できる環境を得られます。
FL Studio用ノートパソコンに必要なPCスペックは?

以下より、FL Studio用ノートパソコンに必要なPCスペックについて解説していきます。
Windows・Macどちらも紹介するので、ぜひ参考にしてみて下さい。
公式の必要スペック
OS | Windows 10(64ビット)、Windows 11 |
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CPU | Intel もしくは AMD |
GPU | オンボード以上 |
メモリ | 4GB 以上のRAM |
ストレージ | 4GB 以上の空きストレージ |
ディスプレイ | 13インチ以上 |
FL Studio公式の必要スペックは上記の通りです。
動作自体に問題はないスペックですが、実際の制作には耐えられないスペックなので参考にはできません。
実際の制作を考える場合の推奨スペックは次に紹介するスペックを参考にしてください。
当サイトが考える推奨スペック
OS | Windows 10(64ビット)、Windows 11 |
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CPU | Intel Core i5-1334U以上 AMD Ryzen 5 7430U以上 |
GPU | オンボード以上 |
メモリ | 16GB 以上のRAM |
ストレージ | 500GB以上 |
ディスプレイ | 14インチ以上 |
FL Studioを快適に扱って音楽制作をするなら、上記以上のスペックを推奨します。
音楽制作ではCPUとメモリが特に大切なので、上記以下のパーツ性能には妥協できません。
また、GPUは基本的に必要ありませんが、動画編集を行うなら必要となるため、RTX4060程度のグラボを搭載しておきましょう。
FL Studio用ノートパソコンを選ぶ際のポイントは?
以下より、FL Studio用ノートパソコンを選ぶ際のポイントについて解説していきます。
まずは用途を確定し、必要な要素や性能を理解するとことから始めてみましょう。
Mac・Windowsを比較して用途に合う方を選ぼう
- 歌メイン楽曲でのシェアが高く、制作現場との互換性がとりやすい
- 安価なモデルのコスパが非常に良い
- 拡張性が低く、パーツの交換やアップグレードが困難
- 性能を求めると非常に高価になる
- 拡張性が高く、カスタマイズやアップグレードがしやすい
- 高価格帯までコスパが高く、欲しい性能を選びやすい
- 低価格帯のコスパはMac bookに劣る
- Macに比べてドライバやソフトの不具合に遭遇しやすい
FL Studioを扱う際、Mac・Windowsはどちらでも問題なく、快適に使用可能です。
Macはエントリーモデルのコスパが非常に良く、同価格帯のWindowsと比べて圧倒的に高い性能のマシンを購入できます。
Windowsは拡張性が高く、カスタマイズやアップグレードがしやすいので、用途に応じた細かいパーツ選びができます。
どちらにも一長一短あるので、自身の用途に合った方を選びましょう。
CPU性能は妥協できない
ドラム音源「Superior Drummer 3」をアップデートしてからCPU負荷が重くなった。特にDAW(うちの場合はCubase)で上記MIDIトラックを録音待機状態にした場合が顕著で、処理落ち&音切れでまともに作業出来ない。待機状態をOFFれば改善されるけど、このままだと具合が悪い。どうしたものか #DTM pic.twitter.com/jO63pv6LGs
— Otomania (@otomania_net) September 2, 2025
Cubaseで音楽制作をする際は、CPU性能が非常に重要になります。
特に、サードパーティ製の有料音源を使用する場合は、CPUへの負荷が非常に高くなるため高い性能が必要です。
CPU性能が低いと、ソフトの強制終了や再生時の音切れなどで快適に作業できなくなるので、妥協しないようにしましょう。
予算に余裕があるならメモリは32GBを選ぼう
DTMやってる人PCのスペック教えてください
— アム郎 (@amurock_gt) March 22, 2025
メモリ16GBだと音源に被せてギター録るくらいしかまともに動かなくなってて困ってます😭やっぱり32とか64GB必要かァ🤨?
予算にもし余裕があるなら、メモリを16GBから32GBにカスタマイズするのがおすすめです。
近年のプラグインは一つ一つが非常に重くなっており、本格的な制作をした場合はメモリ16GBだとすぐにメモリ使用量の限界が来てしまいます。
快適性を求めるのであれば、メモリは32GB搭載していた方が圧倒的にストレスのない環境が得られます。
FL Studio用ノートパソコンは中古で購入しても良い?
- パーツ劣化ですぐに故障してしまうリスクがある
- 保証が切れており、修理が100%実費となってしまうことが多い
- ウイルス感染やパーツの誤記載で使い物にならない可能性がある
結論から言えば、FL Studio用ノートパソコンを中古で購入するのはおすすめできません。
中古PCはパーツ劣化ですぐに故障してしまうリスクがあるため、修理費用を含めると新品購入の方が安くつくこともあります。
また、基本的には保証が切れており、修理が100%実費となってしまうことが多いため初心者には向きません。
ウイルス感染やパーツの誤記載で使い物にならないPCが届く危険性も否定できないので、基本的に中古での購入は避けましょう。
FL Studio用ノートパソコンはBTOパソコンショップで購入するのがおすすめ!
BTOパソコンショップとは、受注生産方式でコスパの良いパソコンを販売しているショップのことです。
PCの構成を専門的な知識なしで、自由に変更できるため、簡単に理想のスペックを実現できます。
ここでは、主要なBTOショップである「ドスパラ」「マウスコンピュータ」「パソコン工房」それぞれの特徴について、解説していきます。
ドスパラ

ドスパラは、株式会社サードウェーブが展開している歴史あるBTOパソコンブランドです。
即日出荷に対応した製品も多く、スピーディーな納品を重視する方にとって非常に便利なサービスを提供しています。
コストパフォーマンスに優れている点も特徴的で、浮いたお金を他のDTMソフトに回すなどの予算配分も期待できます。
マウスコンピューター

マウスコンピューターは、株式会社マウスコンピューターが展開する国内生産にこだわる信頼性の高いBTOブランドです。
全モデルで品質の安定感があり、24時間365日対応のサポート体制が用意されているため、万が一のトラブル時にも安心して相談できます。
法人向けの導入実績も豊富なので、仕事としてDTMを行う方にもおすすめな実力はメーカーです。
パソコン工房

パソコン工房は、株式会社ユニットコムが展開する全国に実店舗を構えるBTOパソコンブランドです。
高いカスタマイズ性と手頃な価格帯が特徴で、用途や予算に応じて自分だけの1台を組みやすいのが魅力です。
また、実店舗でスタッフと直接相談できるため、パソコン初心者も安心して購入・使用ができます。
FL Studio用ノートパソコンに関するよくある質問
ここからは、FL Studio用ノートパソコンに関するよくある質問と回答をまとめて紹介していきます。
- FL Studio用ノートパソコンにMacはおすすめできる?
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ソフトとの相性やカスタマイズ性から、WindowsのPCがおすすめです。
ただし、Mac専用ソフトが使いたい場合や、Windows専用ソフトを使う予定が無いならMacもおすすめです。
- FL Studioでノートパソコンを使うメリットは?
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FL Studioは他のDAWに比べて簡単操作でビートを作っていけるのがメリットです。
ノートパソコンなら、FL Studioの手軽さや操作の簡単さを生かす形でいつでもどこでも音楽制作ができます。
- PCスペックはどれくらい必要?
-
CPUはIntel Core i5-1334U以上、メモリは16GB以上が必要です。
また、動画編集も考える場合はRTX4060以上のグラボを搭載したモデルを選びましょう。
- グラボなしでも動かせる?
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FL Studioはグラボが無くても問題なく動作可能です。
FL Studio用ノートパソコンのおすすめは?まとめ
モデル | ![]() mouse A5-A5A01SR-A | ![]() MousePro G4-I7U01BK-B | ![]() DAIV S4-I7G60SR-D | ![]() Apple 2025 MacBook Air M4 |
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CPU | Ryzen 5 7430U | Core i7-1355U | Core Ultra 7 155H | Apple M4 |
GPU | Radeon グラフィックス | インテル Iris Xe グラフィックス | GeForce RTX 4060 Laptop GPU | M4内蔵GPU |
メモリ | 16GB | 16GB | 16GB | 16GB |
ストレージ | 500GB | 256GB | 1TB | 512GB |
価格 | 89,800円 | 176,800円 | 239,800円 | 186,929円 |
おすすめ 用途 | できるだけ安価に 音楽制作を始めたい | 有料音源も使って 高品質に仕上げたい | 音楽制作と動画編集を 行いたい | 安価に音楽制作と 動画編集を行いたい |
FL Studio用ノートパソコンは、CPUとメモリの性能が最も大切です。
特に、CPUは妥協すると有料音源がまともに動作しない環境になってしまうこともあるので、最重要視して選びましょう。
また、メモリは最低16GB、可能なら32GBの環境がおすすめです。
記事内で紹介したFL Studio用ノートパソコンのおすすめを参考に、ぜひ自身に合う1台を見つけてみてください。