『パルワールド』のマルチプレイ用に専用サーバーを構築したいなら、レンタルサーバーであるConoHa VPSの利用がおすすめです。
ConoHa VPSを利用すれば、セキュリティ面で優れているサーバーを手軽に構築しつつ、運用コストも抑えられます。
この記事では、ConoHa VPSを使った使ったパルワールドサーバーの立て方やアップデート方法を解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
当サイトでは『パルワールド』のゲーミングPCおすすめモデルについても解説していますので、気になる方はあわせてチェックしてみてください。
ConoHa VPS(ConoHa for GAME)とは?

ConoHa VPS(ConoHa for GAME)とは、GMOインターネットグループ株式会社が提供している仮想専用サーバーです。
ConoHa VPS(ConoHa for GAME)では、国内で唯一『パルワールド』の提供元であるポケットペア公認の「パルワールド専用プラン」を用意しています。
ConoHa VPSの特徴やConoHa VPSで『パルワールド』サーバーを立てるメリットを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
Conoha VPSの特徴
Conoha VPSとは、高速・高性能かつリーズナブルなサーバーを提供するホスティングサービスConohaが運営する、個人、法人向けのVPSサーバーレンタルサービスです。

そもそもVPSとは、大きなサーバーの一部をバーチャル、プライベート利用することで、メールサーバー、ファイルサーバー、オンラインストレージなどを目的に使われています。
レンタルできるサーバーはオールSSDなのでデータの読み書きが高速で、インターネットは100Mbps共有、プライベートネットワークは1Gbps共有なので基本的な送受信は快適な通信です。
今回はそんなConoha VPSのなかでもゲームに特化したConoHa for GAMEを利用したパルワールドマルチについて紹介しています。
Conoha VPSでパルワールドサーバーを立てるメリット
Conoha VPSのConoHa for GAMEは、マイクラ・Rust・ARKなどのゲームに特化したマルチサーバーサービスです。
具体的なメリットとしては、サーバーでゲームやマルチに必要なアプリケーションが動作するためのテンプレートがあるので、難しいプログラムの設定を省略可能です。
Conoha VPSでは特にパルワールドのテンプレートも提供しており、サーバー設定だけでなくバージョン管理やゲーム設定も簡単に行えます。
テンプレートによって基本的な操作はコントロールパネルから行えるので、あまり難しい操作は必要ありませんが、必要に応じてコンソールを使えばより自由な設定も可能です。
また、ConoHaの運営は長いのでセキュリティ的な信頼も高く、性能面でも安定しているので安心して利用できるサービスです。
もしプレイヤーの誰かのPCをサーバーにする場合、サーバーを構築するのは難易度がそこそこ高く、またホストがいるときしかマルチプレイができないので、エラーが起きたときにデータを失う危険性があります。
対してレンタルVPSは、安定して24時間いつでも参加できるサーバーを知識不要で簡単に構築することができます。
ConoHa VPSでパルワールドサーバーを立てる方法
早速、ConoHa VPSでパルワールドサーバーを立てる方法を解説していきます。
以下5ステップに従って、サーバーの立て方を解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
①サーバーの申し込み

まずは、ConoHa for GAME公式サイトにアクセスして、「お申し込み」を選択します。

ゲームタイトル別にテンプレートが用意されているので、『パルワールド』を選びましょう。

メモリの選択画面では、希望のメモリを選びます。
公式では16GB以上を推奨しているので、基本的には16GB以上を選ぶのがおすすめです。

メールアドレスやパスワードを入力して、次に進みます。
②サーバーイメージ、料金タイプを選択

上記画面にて、サーバーイメージと料金タイプを指定します。
料金は4種類あるので、必要な容量とのバランスを考えて選びましょう。
③スペック選択、rootパスワードの決定
上記と同じ画面にて、スペックとrootパスワードを決定します。
スペックや8GBから64GBのなかで、4種類あるうちの選択肢から1つを選んでください。
rootパスワードは、半角英数記号を組み合わせて、予想されにくいものにする必要があります。
④アカウント情報、支払方法の入力

名前や住所など、指定された情報を入力します。

支払い方法を選択して、カード番号などの必要な情報を入力してください。
支払い情報の入力後は、下にスクロールして「お申し込みを確定」を選択します。
⑤Palworldゲームテンプレートでサーバーを立てる

申し込み確定後、ConoHa for GAME公式にアクセスすると、サーバーを立てられるようになります。
『パルワールド』のゲームテンプレートを選択して、サーバーを作成してください。
ConoHa VPSでパルワールドサーバーへ接続する方法
ConoHa VPSで『パルワールドサーバー』へ接続するには、ConoHaのコントロールパネルと『パルワールド』の画面のそれぞれでいくつかの設定が必要です。
手順に沿って必要な項目を入力していけば、簡単に完了するので、ぜひ以下の手順説明をご覧ください。

まずは、ConoHaのコントロールパネルを開き、左側のメニューから「サーバー」を選択します。

サーバーの一覧が表示されるので、使いたいサーバーのネームタグを選択してください。

サーバーの詳細ページが表示されたら、上部の「コンソール」を選択します。

コンソールが立ち上がり、コマンドの入力ができるようになります。

コンソールの上部「コンソール」をクリックしたあとに出てくる「シリアル」を選びます。

シリアルコンソールに切り替わったあと、Enterキーを押すとログインプロンプトが出てきます。
次は任意のテキストをこの画面でコピペし、Enterキーを押してください。
ログインパスワードの入力を求められたら入力して、再度Enterを押します。

上記の画面になれば、ログインに成功しているので、「Server IP Address」の欄に記載されているIPアドレスとポート番号をメモして次に進みましょう。

『パルワールド』のゲーム画面を開き、「マルチプレイに参加する(専用サーバー)」を選択します。

上記画面の下部にIPアドレスとポート番号の入力欄があるので、事前に控えている情報を入力して「接続」を選択します。
このあとにキャラクターメイキング画面が表示されれば、ConoHa VPSで構築した『パルワールド』サーバーへの接続が問題なくできています。
Palworld managerを使ったパルワールドサーバーの設定方法
Palworld managerを使うと、パルワールドサーバーのバージョンアップやバックアップなどを含め、以下のような設定ができるようになります。
各設定のやり方や設定項目を詳しく紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
【事前準備】Palworld managerのログイン
まずは、Palworld managerのログイン方法を紹介します。

コントロールパネル上部で「GAME」を選択しつつ、左側のメニューから「サーバー」を選択します。

サーバーリストから対象のサーバーを選択してください。

左上にある「管理画面」を選択して、次に進みます。

上記画面では、ユーザー名に「root」、パスワードにサーバー構築時に設定したrootパスワードを入力します。
rootパスワードを忘れてしまった場合は、サーバーの再構築が必要になるので注意してください。

上記の画面が表示されたら、ログイン完了です。
①Palworldサーバーのバージョンアップ
パルワールドサーバーのバージョンアップは、パルワールドサーバーが起動するたびに自動で実行されるように設定されています。

上記画面のサーバー設定で「起動」にしておき、自動バックアップをONにしていれば、あとは何もする必要がありません。
②各種サーバー設定
- Palworldサーバー
- SSHサーバー
- 自動バックアップ
- サーバー名
- AdminPassword
- サーバーパスワード
- サーバーに参加できる最大人数
- ゲーム設定初期化
Palworld managerでは、サーバー名の変更やサーバー参加時のパスワード変更など、さまざまな設定ができます。
なお、SSHサーバーとはサーバーをコマンドライン操作で設定する際に使用するもので、デフォルトではOFFになっています。
③手動バックアップ、リストア
手動バックアップを実行すれば、自分の好きなタイミングでサーバーをバックアップできます。
ここでは、手動バックアップに加え、バックアップしたサーバーを復元するリストアの手順を紹介します。

まずは、Palworld managerにログインして、上記画面の「バックアップ」を選択します。

上記画面のように確認が入るので、バックアップ名を入力して、ここでも「バックアップ」を選択してください。

バックアップしたデータを復元したい場合は、「バックアップ一覧」から復元対象のバックアップの「リストア」を選択します。

上記画面で「リストア」を選択すれば、バックアップしたデータの復元は完了です。
④ワールド設定
ワールド設定では、『パルワールド』のゲーム内の時間設定や難易度調整などができます。
設定可能な項目は以下のとおりです。
- 日中の経過速度
- 夜の経過速度
- 経験値の入手倍率
- 捕獲率
- キョダイタマゴ孵化にかかる時間
- ギルドの最大人数
- 作業スピード倍率
- 協力プレイヤーの最大数
- 拠点の最大数
- 拠点の作業パル最大数
- 建築物に対するダメージ倍率
- 建築物の劣化速度倍率
- 襲撃イベントの発生
- デスペナルティ
上記の設定項目をいじれば、『パルワールド』の難易度を自由自在に調整できます。
⑤アイテム設定
『パルワールド』では、アイテムの設定も自由に調整可能です。
- ドロップアイテムの最大数
- ドロップアイテム量の倍率
- ドロップアイテムの消失時間
- 採集オブジェクトのHP倍率
- 採集アイテムの入手量倍率
- 採取オブジェクトのリスポーン間隔
たとえば、ドロップアイテムの最大数や量の倍率を増やすと、一度に多くのアイテムを入手できるようになります。
採取オブジェクトのHP倍率を減らしたり、リスポーン間隔を狭めればより難易度は下がりますが、難易度を下げ過ぎてもゲームが面白くなくなる可能性があるので注意しましょう。
⑥プレイヤー・パル設定
プレイヤー・パル設定では、プレイヤーやパルに関する各種倍率を調整できます。
- 与えるダメージ倍率
- 受けるダメージ倍率
- 満腹度減少倍率
- スタミナ減少倍率
- HP自然回復倍率
- 睡眠時HP回復倍率
上記の設定でとくに注意したいのは、パルの出現数倍率です。
パルの出現数倍率を上げると一度に多くのパルがワールドに出現するようになりますが、当然ながらサーバーへの負荷も高まります。
自身が契約している容量に応じて、適切な倍率に調整しましょう。
ConoHa VPSでパルワールドサーバーを移行する方法
『パルワールド』ですでにマルチサーバーを構築している方は、パフォーマンスの改善やコストの削減を理由に、サーバー移行を検討することがあると思います。
そこで、ConoHa VPSを使って別のサーバーからパルワールドサーバーに移行する方法をご紹介します。

まずはコントロールパネルにアクセスして、上部の「GAME」を選択しながら「サーバー追加」を選択します。

イメージタイプの「ゲーム」から「Palworld」を選択します。

料金タイプやプランなど、サーバーの作成に必要な項目を選択していきます。

下部にスクロールすると、rootパスワードとネームタグの入力欄が出てくるので、こちらを任意で入力します。

テンプレートを選択のプルダウンをクリックし、「【Palworld専用】かんたんデータ移行」を選択します。
IPアドレス・管理者ユーザー名・管理者パスワード・ディレクトリには、それぞれ移転元サーバーの情報を入力してください。

データ移行やサーバーの起動完了後、Palworld managerで上記の画面が表示されれば、サーバーの移行は完了です。
ConoHa VPSでパルワールドサーバーを立てる際によくある質問
- パルワールドのサーバーはSteamからも立てられる?
-
設定自体は可能ですが、テキストエディタで設定項目を編集するなど初心者の方にはやや難しい設定方法です。
ConoHa VPSなら、サーバー構築が初めての人でも、分かりやすいテンプレートやマネージャーがあるため簡単に対応できます。
- ConoHaでパルワールドデータのバックアップは可能?
-
ConoHaでは、パルワールドデータのバックアップが可能です。
- ConoHaでパルワールドサーバーの設定変更を行う方法は?
-
Palworld managerからパルワールドサーバーの設定変更が可能です。
- パルワールドのサーバーをレンタルするメリットは?
-
サーバーの構築が手軽にできる点やセキュリティ面で信頼できるのが大きなメリットです。
ConoHa VPSには、ポケットペア公認の「パルワールド専用プラン」もあるので、ぜひチェックしてみてください。
ConoHa VPSを使ったパルワールドサーバーの立て方まとめ
ConoHa VPSを使えば、パルワールドサーバーを手軽に構築しつつ、信頼できるセキュリティ体制のもと安心してマルチプレイを楽しめます。
ConoHa VPSでパルワールドサーバーを立てる方法は、申し込みから構築までたった5ステップでできるため、サーバーの構築が初めての方でも安心です。
サーバー構築にかかるリソースを削減しつつ、『パルワールド』のマルチPR流英に最適なサーバーを構築したい方はぜひConoHa VPSを利用してみてください。
当サイトでは『パルワールド』のゲーミングPCおすすめモデルについても解説していますので、気になる方はあわせてチェックしてみてください。