『ハニカム』『サマバケ』からの流れをくむ新作『アイコミ』は、3Dモデルのフィールドを実装してグラフィックも強化されているので、少なくともグラボを搭載したゲーミングPCでなければ動きません。
本記事では、『アイコミ』を遊ぶために必要なスペックの紹介と、どのくらいのゲーミングPCであれば快適に遊べるかの解説をした上で、おすすめモデルを紹介します。
モデル | ![]() NEXTGEAR JG-A5G60 | ![]() GALLERIA RM7C-R56T | ![]() NEXTGEAR JG-A7G70 |
![]() G TUNE FZ-I9G80 | ![]() GALLERIA RL7C-R46 | ![]() G TUNE H6-I9G7TBK-C |
---|---|---|---|---|---|---|
CPU | Ryzen 5 4500 | Core i7-14700F | Ryzen 7 7800X3D | Core Ultra 9 285K | Core i7-13620H | Core Ultra 9 275HX |
GPU | RTX 5060 | RTX 5060 Ti | RTX 5070 | RTX 5080 | RTX 4060 | RTX 5070 Ti |
メモリ | 16GB | 16GB | 16GB | 32GB | 16GB | 32GB |
ストレージ | 1TB (NVMe) SSD | 500GB (Gen4)SSD | 1TB (Gen4)SSD | 2TB (Gen4)SSD | 500GB SSD | 1TB SSD |
目的 | まずは予算は格安でゲーミングPCが欲しい方 | 値段と性能のコスパを両立させたい方 | 最新GPUのコスパが良いゲーミングPCがほしいならこのモデル! | 最新パーツ搭載の最強PC | 場所を選ばず快適に遊べる高性能ノート | 最強スペック ゲーミングノート |
『アイコミ』の公式推奨スペック・動作環境

『アイコミ』公式サイトに記載がある推奨スペックを参考に、実際にどんな状況でも不自由なくプレイできる当サイト推奨スペックを紹介します。
グラボ自体はそこまで敷居は高くありませんが、快適に遊ぶためにはメモリに気を使う必要があります。
『アイコミ』の公式必要スペック
OS | Windows10・11 |
CPU | Intel Core i3 8100 以上 |
GPU | NVIDIA GeForce GTX 1060又はAMD Radeon RX 480以上 |
メモリ | 3GB |
ストレージ | 25GB |
かなり古いスペックのゲーミングPCでも遊ぶことは可能です。
ただ、上記のスペックで『アイコミ』をプレイした場合、画質設定を下げないとカクつく可能性があるのでもう少し上のスペックが理想的です。
『アイコミ』の公式推奨スペック
OS | Windows10・11 |
CPU | Intel Core i7 8700 以上 |
GPU | NVIDIA GeForce GTX 1060又はAMD Radeon RX 480以上 |
メモリ | 6GB |
ストレージ | 25GB |
必須スペックと比べるとグラボは変わりませんが、CPUとメモリがワンランク上になっています。
しかし実際に動作させると、状況によっては30fps以下まで落ち込んでカクつく可能性が高いというのが正直な感想です。
このゲームの仕様上、キャラクターを複数登場させる事が多いので、その分メモリとCPUへの負荷が高くなるため、なるべくこれらのパーツに余裕を持つのが理想的です。
『アイコミ』を本当に快適に遊ぶために必要なスペック
OS | Windows10・11 |
CPU | intel Core i5 13世代 / AMD Ryzen 5 5600X |
GPU | RTX 4060 |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 50GB以上の空きがあるSSD |
『アイコミ』を高画質設定30fps以上を維持して遊ぶための理想的なスペックは、上記のようになります。
『アイコミ』はグラボの敷居はそこまで高くありませんが、CPUとメモリはかなり食うのでなるべく余裕を持つことが大切です。
また、今後も拡張パックがどんどん実装される予想がされることと、MODも大量に出回るのでストレージにも余裕を持っておきましょう。
BTOのゲーミングPCは基本的に16GBのメモリが標準搭載なので、購入の際は構成カスタマイズで32GBに増設することをおすすめします。
『アイコミ』はグラボなしでも遊ぶことはできる?
動作環境ページの注意事項に、グラボが必須であることが記載されているので、グラボなしPCでは遊ぶことはできません。
最低でも「GTX 1060」というグラボを要求しているゲームであり、「GTX 1060」のスペックと同等の内蔵GPUは無いのでグラボ搭載のゲーミングPCを推奨します。
基本的に『ハニカム』のような3Dグラフィックを駆使したゲームは、グラボがないとまともに遊べないと思っておきましょう。
『アイコミ』を遊ぶのにおすすめなゲーミングPCまとめ

ここでは、『アイコミ』を高画質かつ快適に遊べるモデルをいくつか紹介します。
低価格モデルからハイスペックモデルまで、目的別に厳選していますので、ぜひチェックしてみてください。
【すぐに遊べる】RTX 4060搭載5点セットモデル
NEXTGEAR JG-A5G60(5点セット)
CPU:Ryzen 5 4500
GPU:RTX 4060
メモリ:16GB
ストレージ:1TB NVMe SSD
メリット | デメリット |
---|---|
単品で揃えるよりも1万円以上も安い 高設定60fps前後で遊べる 色んなゲームを普通に遊べる | 高解像度は厳しい |
PC周辺機器をよく知らないから、おすすめのセット品を教えて欲しい!という方には、『アイコミ』推奨スペック超えのお得なセットがおすすめ。
単品で揃えるよりも1万円以上お得で、セット品だからといって周辺機器は安物ではなくLogicool Gのゲーム用デバイスで統一されているので、専用ツールでのカスタマイズや管理もしやすいのも大きなメリットです。
PC本体は『アイコミ』を高画質設定60fps前後で遊べるスペックなので、MODを導入して遊ぶ余裕も生まれます。
【格安定番】入門機として人気なRTX 5060搭載モデル
NEXTGEAR JG-A5G60
CPU:Ryzen 5 4500
GPU:RTX 5060
メモリ:16GB
ストレージ:1TB NVMe SSD
メリット | デメリット |
---|---|
価格が安い 最高画質60fps前後で遊べる だいたいのアダルトゲームを普通に遊べる | 4Kは厳しい |
『アイコミ』を快適に遊べて、なるべく価格の安いゲーミングPCが欲しい!という方にはこちらのエントリーモデルがおすすめ。
最高画質設定60fpsくらい(状況に左右されます)の快適な環境で安定して遊べて、メモリを増設すれば複数体のキャラが居てもカクつきにくい安定したゲーミングPCにグレードアップできます。
4Kの高解像度は厳しいですが、フルHD解像度ならばどのPCゲームでも安定したパフォーマンスを発揮できるのでゲーミングPC入門として人気のエントリーモデルです。
【安定ミドル】高解像度やMODも快適なRTX 5070搭載モデル
メリット | デメリット |
---|---|
4Kでも『アイコミ』を遊べる PCゲーム全般を標準以上の画質でプレイ可能 MODを大量に入れてもサクサク動く | 高解像度や144Hz以上のモニターがないとパワーを発揮できない |
『アイコミ』をMODをたくさん入れて遊びたい!4Kで遊んでみたい!という方には、こちらのミドルスペックがおすすめ。
『アイコミ』用のパーツ追加MODなど、MODをたくさん入れても読み込みがスムーズなので、魅力的なキャラクターをきれいな映像で楽しむことができます。
負荷がかなり高くなる4Kでも60fpsを維持できるので、高性能モニターとの併用も考えている方は間違いない性能でしょう。
【最高峰】あらゆるゲームを4KやVRでサクサク遊べるハイエンド
メリット | デメリット |
---|---|
色んなゲームを4K・60fps安定で遊べる VRモードも超快適に遊べる MODをガッツリ入れても余裕がある | 4Kや高Hz対応モニターがないと性能を発揮できない |
『アイコミ』を4Kで遊びつつ、今後実装されるVRも見据えたい!いろんなゲームを最高画質設定で遊びたい!という方には、こちらのハイエンドモデルがおすすめ。
4Kで安定して『アイコミ』を遊べることはもちろん、8K以上のハイエンドVRゴーグルでもサクサク動くので、これを機にVRゲームにも手を出してみたいと思っている方にもおすすめです。
高解像度テクスチャMODなどの負荷が上がるMODを入れても余裕で動作するので、『アイコミ』を120%楽しむなら本モデルが理想的です。
【ノートPC】いつでもどこでもPCゲームを遊ぶのにおすすめなモデル
GALLERIA RL7C-R46-5
CPU:Core i7-13620H
GPU:RTX 4060
メモリ:16GB
ストレージ:1TB SSD
メリット | デメリット |
---|---|
ハイスタンダードな性能を持ったノートPC 240Hz液晶パネル搭載 高設定60fpsで遊べる | デスクトップに比べPC本体のコスパは劣る |
場所を選ばずにノートPCで『アイコミ』を不自由なく遊びたい方には、こちらの「RTX 4060」搭載ゲーミングノートPCがおすすめ。
『アイコミ』を高画質設定でも60fps前後で楽しめるので、MODを入れる余裕もあります。
軽めのゲームならWQXGA液晶をフルに活かして高解像度で遊べるので、色んなゲームを幅広く楽しめるハイスタンダードなノートPCです。
BTOショップによる特徴の違い
ゲーミングPCを購入する場合、BTOショップを利用するのがほとんどですが、BTOショップといっても多くの大手ショップがあるので迷ってしまう方が多いと思います。
どのショップでも取り扱っているゲーミングPC自体の性能や価格に、そこまで大きな差はありませんが、デザインやコラボモデルの種類などに差があるので、見た目や特典などのサービスで決めるのが良いでしょう。
ここでは、主要なBTOショップである「ドスパラ」「マウスコンピュータ」「パソコン工房」それぞれの特徴と、ゲーミングブランドの紹介をします。
ドスパラ【GALLERIA】

ガレリアはドスパラが展開するゲーミングPCブランドで、eスポーツ大会などにもデバイス提供をしていて、一般~プロまで幅広く親しまれています。
ドスパラ自体の大きな特徴として、「納期が早い」事が挙げられます。需要が多くて在庫が少ないもの以外はだいたい「最短翌日発送」なので、なるべく早くPCが欲しい方におすすめです。
定期的にVtuberや大手ストリーマーとのコラボモデルを販売し、特典としてステッカーなどが付属しているので、ゲーミングPCを購入する際にはコラボモデルもチェックしてみましょう。
マウスコンピューター【G-Tune】

G-Tuneはマウスコンピューターが展開するゲーミングPCブランドで、プロ選手などにも数多くPCを提供しており、競技シーンでも数多く取り扱われているので、信頼性が高いです。
他のBTOショップと比べて、特に電源に余裕を持たせているので、構成変更やパーツを増設したりと拡張のしやすいゲーミングPCといえます。
また、マウスコンピューターはすべての製造工程を日本国内で行っているので、安心感が高いのも人気のポイントです。
パソコン工房【Level∞】

Level∞は、パソコン工房が展開するゲーミングPCブランドです。
大手ストリーマー・声優・Vtuber・プロチームなど幅広いコラボモデルに加えて、ゲーム推奨モデルも数多く扱っているので、お気に入りの有名人コラボモデルがほしい方や、ハマっているゲーム推奨モデルがほしい方におすすめです。
また、細かく構成パーツを変えたモデルが多く、細かく価格帯を絞って選べるので、PCパーツにある程度知識がある方には選ぶ楽しさがあります。
『アイコミ』を遊ぶためのゲーミングPCの選び方
『アイコミ』を遊ぶために必要なゲーミングPCを選ぶ際に、どこをポイントに選べばよいのかを解説します。
色んなモデルがあって、結局どれにしたら良いのかわからない方は、各項目の解説を参考にしてください。
予算で選ぶ
価格帯 | クラス | 想定する環境 |
---|---|---|
10万~15万 | エントリー | そこまで重くないPCゲーム、スマホゲーム全般を安定して遊べるスペック (『アイコミ』おすすめスペック) |
20万 | ミドル | フルHD標準~高画質144fps |
30万 | アッパーミドル | PCゲーム全般で困ることがない |
40万~ | ハイエンド | 4K+動画配信ができる |
ゲーミングPCは、搭載されているパーツで価格がある程度決まるので、どのくらいのことができるかは価格で把握できます。
『アイコミ』はそこまで要求スペックは高くないゲームなので、エントリー~ミドルクラスあたりのゲーミングPCが理想です。
PC専用ゲームでも、スペックに困りたくない方はミドル~ミドルハイの価格帯のPCを購入すると良いでしょう。
動画配信のネタとしてPCゲームを遊ぶ時に、スペックに困りたくない方には、超重量級のPCゲームでもサクサク動くハイエンドモデルがおすすめです。
フレームレートや画質で選ぶ
- なるべく安く遊びたい→RTX 5060搭載PC
- 高解像度やMODマシマシで遊びたい→RTX 5070搭載PC
- どんなゲームも4Kで遊びたい→RTX 5080搭載PC
とりあえず普通に『アイコミ』を遊べて、なるべく安く済ませたい方には「RTX 5060搭載PC」がベストですが、高い解像度で遊びたい、他のゲームも快適に遊びたいという場合にはそれなりに要求スペックが上がります。
そのため、上記の例のように自分が『アイコミ』を遊ぶという目的に加えて付加価値を求める場合は、それぞれ適したゲーミングPCを選ぶことが必要です。
本記事では、それぞれの目的に応じたモデルを紹介しているので、「おすすめパソコン一覧」から自身が求めるゲーミングPCを選んでみてください。
デスクトップかノートPCかで選ぶ
デスクトップとノートPCどちらにするか迷っている方は、主に設置スペースと価格面で決めると良いでしょう。
設置スペースに余裕があって、高性能なパーツを搭載したゲーミングPCが欲しい方にはデスクトップPCがおすすめです。
拡張性も高いので、将来スペックアップする事もできるのでコスパも良いです。
一方でノートPCの一番のメリットは、「省スペース」「持ち運べる」という点です。
頻繁にベッドの上や、リビングなどでPCを扱いたい方におすすめです。
『アイコミ』以外のPCゲームを遊びたいかで選ぶ

『アイコミ』だけを遊ぶ場合は、そこまで高い性能のゲーミングPCは必要ありませんが、他のジャンルも幅広く遊ぶ場合はスペックに余裕を持つことが必要です。
例えば『VRな彼女』などの、VR専用ゲームを最高画質で遊ぶとなると、「RTX 5070搭載モデル」以上のアッパーミドル以上は必要になってきます。
遊ぶ予定のあるゲームの「推奨スペック」を参考に、それよりも少し上の性能を持ったゲーミングPCを用意しましょう。
パーツを見てもよくわからない場合は、「予算で選ぶ」を参考に、価格でゲーミングPCを選ぶのもアリです。
『アイコミ』おすすめゲーミングPCに関するよくある質問
- アイコミのMODはどこで配布してる?
-
- Discordコミュニティ
- イリュージョン系MOD置き場
などで配布されているので、検索してみてください。
なお、公式アップローダーにMODモデルをアップするとBANされてしまうので注意してください。
- アイコミを遊べるスペックのゲーミングPCの値段は?
-
アイコミを快適にプレイできるゲーミングPCの値段は、15~20万円程度が目安となります。
10万円前後のエントリーモデルゲーミングPCでもプレイできますが、画質を上げすぎるとカクつく可能性が高いです。
どれくらいの画質やフレームレートでプレイしたいかによって、必要な予算は異なります。
- アイコミはVRでも遊べる?
-
VRモードは発売後に実装予定なので、公式からの発表を待ちましょう。
- キャラデータの共有はできる?
-
キャラデータは過去作と同様にアップローダーなどで共有できるようになっています。
サマバケ・ハニカムのデータも引き継げます。
- アイコミは普通のパソコンでもプレイできる?
-
一般的なPCでは、アイコミをプレイできません。
ゲームプレイを想定していない一般的なPCは、例え価格が高くてもグラボを搭載していないモデルがほとんどですのでアイコミをプレイするには向いていません。
- このノートパソコン20万円もしたのにゲームできない!
-
ゲーミングノートPC!というモデルでない限り、どんなに高くても色んなゲームができるわけではありません。
富士通などのメーカー製のノートパソコンで、約20万円近くするものはたくさんありますが、「ゲーミングモデル」と表記がないのであれば残念ながら最新ゲームは遊べません。
ゲーム用ノートなら「GALLERIA RL7C-R46-5N」あたりが特におすすめで、安定してゲームを遊べて日常利用もサクサクとこなせるので性能が高いです。
『アイコミ』におすすめのゲーミングと推奨スペックまとめ
モデル | ![]() NEXTGEAR JG-A5G60 | ![]() GALLERIA RM7C-R56T | ![]() NEXTGEAR JG-A7G70 |
![]() G TUNE FZ-I9G80 | ![]() GALLERIA RL7C-R46 | ![]() G TUNE H6-I9G7TBK-C |
---|---|---|---|---|---|---|
CPU | Ryzen 5 4500 | Core i7-14700F | Ryzen 7 7800X3D | Core Ultra 9 285K | Core i7-13620H | Core Ultra 9 275HX |
GPU | RTX 5060 | RTX 5060 Ti | RTX 5070 | RTX 5080 | RTX 4060 | RTX 5070 Ti |
メモリ | 16GB | 16GB | 16GB | 32GB | 16GB | 32GB |
ストレージ | 1TB (NVMe) SSD | 500GB (Gen4)SSD | 1TB (Gen4)SSD | 2TB (Gen4)SSD | 500GB SSD | 1TB SSD |
目的 | まずは予算は格安でゲーミングPCが欲しい方 | 値段と性能のコスパを両立させたい方 | 最新GPUのコスパが良いゲーミングPCがほしいならこのモデル! | 最新パーツ搭載の最強PC | 場所を選ばず快適に遊べる高性能ノート | 最強スペック ゲーミングノート |
『アイコミ』を100%堪能するためには、やはりMODを入れたいところです。
そのためには、推奨よりも高いスペックで余裕を持ったゲーミングPCで遊ぶことをおすすめします!
本記事では、それぞれの目的に応じたおすすめゲーミングPCを紹介しているので、自身の求める環境や予算に合ったモデルを選んでみてください!