OBS用のPCは基本的にどんなスペックでも動作可能ですが、ゲーム配信や高画質な配信をしたいならグラボ搭載PCが必要です。
用途によっても必要なスペックは違うので、まずは配信内容などを決めてからPCを選びましょう。
この記事では、OBS用PCのスペックや、OBSにおすすめのPCなどについて解説していきます。
モデル | ![]() NEXTGEAR JG-A5G60 | ![]() NEXTGEAR JG-A5A60 | ![]() G TUNE DG-I7G6T | ![]() G TUNE P6-I9G60BK-A |
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CPU | Ryzen 5 4500 | Ryzen 5 4500 | Core i7 14700F | Core i9-12900HX |
GPU | RTX 5060 | Radeon RX 7600 | RTX 5060 Ti | RTX 4060 |
メモリ | 16GB | 16GB | 32GB | 16GB |
ストレージ | 1TB SSD | 1TB SSD | 1TB SSD | 512GB SSD |
おすすめ用途 | 格安でOBSを使える 最新グ搭載モデル | 周辺機器まで一気に揃う スターターモデル | 画質にこだわった 配信ができるコスパモデル | 場所を選ばず自由度の高い 配信ができる |
OBS用PCのスペックはどれくらい必要?

OBS用のPCは基本的にどんなスペックでも動作可能です。
ただし、ゲームの動作や画質を気にするなら最低限グラボを搭載したモデルを選ぶのがおすすめです。
公式必要スペック
OS | Windows 10 20H2 |
---|---|
CPU | Intel i5 2500K AMD Ryzen 1300X以上 |
GPU | GeForce GTX 900 Series Radeon RX 400 Series Intel HD Graphics 500以上 |
メモリ | 4 GBメモリ以上 |
ストレージ | 600 MB以上 |
OBSの公式必要スペックは上記の通りです。
グラボなしPCでも動作は可能なので、基本的にはどんなPCでも快適に動作可能です。
ただし、ぎりぎりのスペックだとゲームをしながらの動作は難しいので、推奨スペック以上の環境を用意しましょう。
公式推奨スペック
OS | Windows 11 |
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CPU | Intel i7 8700K AMD Ryzen 1600X以上 |
GPU | GeForce 10 Series Radeon 5000 Series Intel Xe以上 |
メモリ | 8 GBメモリ以上 |
ストレージ | 600 MB以上 |
OBSの公式推奨スペックは上記の通りです。
グラボを搭載したPCならどんなスペックでも動作可能ですが、ゲームをすることも考えるなら更に高いスペックが必要です。
Webカメラを用いた配信だけであれば以上のスペックでも十分可能なので、今からPCを買うなら現行最安値のゲーミングPCがおすすめです。
グラボなしPCでも配信自体は可能
グラボなしPCでも配信自体は可能ですが、ゲームをプレイする場合はゲームの動作がカクつくなどの問題があります。
また、推奨スペックではグラボを要求しているので、ゲームをしない場合でも基本はグラボを搭載したモデルを選びましょう。
OBS用PC・ノートパソコンのおすすめは?
モデル | ![]() NEXTGEAR JG-A5G60 | ![]() NEXTGEAR JG-A5A60 | ![]() G TUNE DG-I7G6T | ![]() G TUNE P6-I9G60BK-A |
---|---|---|---|---|
CPU | Ryzen 5 4500 | Ryzen 5 4500 | Core i7 14700F | Core i9-12900HX |
GPU | RTX 5060 | Radeon RX 7600 | RTX 5060 Ti | RTX 4060 |
メモリ | 16GB | 16GB | 32GB | 16GB |
ストレージ | 1TB SSD | 1TB SSD | 1TB SSD | 512GB SSD |
おすすめ用途 | 格安でOBSを使える 最新グ搭載モデル | 周辺機器まで一気に揃う スターターモデル | 画質にこだわった 配信ができるコスパモデル | 場所を選ばず自由度の高い 配信ができる |
以下より、OBS用PC・ノートパソコンのおすすめについて紹介していきます。
今回はコスパを重視して、Windowsモデルから選定しているので、是非参考にしてみて下さい。
【初心者向けOBS入門用】格安の最新グラボ搭載モデル
NEXTGEAR JG-A5G60
CPU:Ryzen 5 4500
GPU:RTX 5060
メモリ:16GB
ストレージ:1TB SSD
メリット | デメリット |
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価格が安い フルHDで軽いゲームを配信するのにおすすめ 最新グラボを搭載している | メモリは32GBあると更に安心 |
OBSでの配信を始めてみたいという方におすすめのモデルです。
価格を抑えたエントリーモデルで、PC初心者や試しに配信を始めてみたい方にも手を出しやすい価格帯です。
フルHD解像度なら『VALORANT』や『Minecraft』などの軽めのゲームを快適にプレイしつつ配信も行えます。
エントリーモデルですが最新のRTX50代グラボを搭載しているので、PS5を超える高いゲーミング性能も兼ね備えています。
メモリは購入時に32GBへとカスタマイズも可能なので、予算に余裕のある場合は是非検討してみて下さい。
【高コスパ】配信環境が一気に揃うオールインワンモデル
NEXTGEAR JG-A5A60
(配信向けモデル)
CPU:Ryzen 5 4500
GPU:Radeon RX 7600
メモリ:16GB
ストレージ:1TB SSD
メリット | デメリット |
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価格が安い 配信向け機材が一気に揃うオールインワンモデル 価格を抑えつつデバイスが充実しており高コスパ | デバイスにこだわりのある方には向かない |
配信向け機材も一気に揃えたいという方におすすめのモデルです。
配信向けの機材が一気に揃うオールインワンモデルで、機材に詳しくない初心者の方でもこれ一つで配信を始められます。
キャプチャーボードが付属しており、Nintendo SwitchやPS5など家庭用ゲームの画面をOBSに取り込んで配信ができます。
充実したデバイスに加え、安価かつ高性能なRadeonのグラボを搭載しているので高いコスパを実現したモデルです。
【ミドルスペック】幅広いゲームを配信可能なミドルスペックモデル
G TUNE DG-I7G6T
CPU:Core i7 14700F
GPU:RTX 5060 Ti
メモリ:32GB
ストレージ:1TB SSD
メリット | デメリット |
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高画質や高fpsでの配信に向いている PC専用ゲームも標準以上の画質でプレイ可能 性能と価格のバランスが取れた高コスパゲーミングPC | 特に重いゲームの配信には向かない |
幅広いゲームを高画質や高fpsで配信したい方におすすめのモデルです。
RTX5060 Tiを搭載したミドルスペックPCで、MOD入りの『GTA V』などの少し重いゲームも画質を落とさずに60fps以上でプレイ・配信が可能な環境が得られます。
メモリを32GB搭載しているので、OBSが急に落ちて配信が終了してしまうなどの危険性が無い点も魅力的です。
性能と価格のバランスが取れた高コスパゲーミングPCで、ゲーマーや本格的な配信を始めたい方に人気のモデルです。
【ノートPC】省スペースで持ち運び可能な配信環境
G TUNE P6-I9G60BK-A
CPU:Core i9-12900HX
GPU:RTX 4060
メモリ:16GB
ストレージ:512GB SSD
メリット | デメリット |
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省スペースで場所を選ばない Webカメラ搭載で顔出し配信が一台で完結 グラボ搭載でゲーム配信も可能 | デスクトップと比べるとコスパで劣る |
省スペースで持ち運び可能な配信環境が欲しい方におすすめのモデルです。
キッチンでの料理配信やカフェでの雑談配信など、場所を取らないで配信がしたい方には特にノートPCがおすすめです。
Webカメラを搭載しているので、顔出しや手元を映しての配信が一台で完結出来ます。
グラボを搭載しているので、軽めのゲームであれば配信しながらのプレイもできます。
OBS用パソコンを選ぶ際のポイントは?
以下よりOBS用パソコンを選ぶ際のポイントを紹介していきます。
デスクトップとノートPC、WindowsとMacなど迷うポイントは多いですが、メリット・デメリットを把握して用途に合うものを選びましょう。
デスクトップと比較して用途に合う方を選ぼう
- 持ち運びが可能で省スペース
- 周辺機器が揃っている
- 拡張性がほとんどない
- 高負荷な処理では発熱が気になる
- 高負荷な処理に向いている
- 拡張性が高く、変更も容易
- 持ち運びはできない
- 周辺機器は別で用意する必要がある
配信用PCはデスクトップとノートパソコンのどちらでも問題ありません。
ノートパソコンは持ち運び可能で省スペースなので、自由度の高い配信が可能な環境です。
デスクトップは拡張性が高くスペック変更も容易なので、用途に合わせてスペックを更新していきたい方におすすめです。
ゲームをしたいならWindows・コスパを求めるならMacがおすすめ
- ほとんどのゲームに対応している
- 拡張性が高く、好みのスペックを選べる
- エントリーモデルのコスパはMacに劣る
- Macと比べてUIなどのや使用難度は高い
- エントリーモデルのコスパが異常に高い
- モデルが少なく初心者でも迷いにくい
- 拡張性がほとんどない
- ほとんどのゲームにOSが対応していない
配信用PCのOSは、ゲームをしたいならWindows・コスパを求めるならMacがおすすめです。
Windowsは基本的にほとんどのゲームに対応しているので、ゲーム配信が目当ての方は必ずWindowsPCを選びましょう。
Macはエントリーモデルのコスパが異常に高いので、ゲームをしない方でコスパ重視の方におすすめです。
ストレージはSSDかつ大容量がおすすめ
なんかPCの容量が300G位減ってるんだが??と思って色々調べたら
— 89 (@hachi_ku89) June 15, 2025
なんかGeForceの方で勝手にゲーム録画する設定になってて、13日の夜から今日までずっと録画していた…。
ゲームの配信を録画していると、いつの間にかかなりの容量を使っていたということはよくあります。
なので、録画を考えている方は特に大容量SSDをおすすめします。
ゲームをプレイしながら録画する場合、データの保存や書き込み作業が多いのでHDDではなく読み込み速度の速いSSDを選びましょう。
高画質で録画したい場合は、録画後のデータをHDDに保管する方法もおすすめです。
OBSで配信・録画を行うなら周辺機器も準備しよう
- キャプチャーボード
- モニター
- ヘッドセット
OBSで配信・録画を行う場合には、モニターとヘッドセットは必須です。
また、家庭用ゲーム機の画面を配信したい場合はキャプチャーボードが必要になるので、用途に合わせて用意しましょう。
キャプチャーボード

家庭用ゲーム機の画面を配信したい場合はキャプチャーボードが必要です。
SwitchやPS5の映像をPCで直接取り込む方法は存在しないので、PCで配信したい場合は忘れず用意しておきましょう。
機種によっては出力fpsや解像度が制限されているモデルがあるので、必ずスペックを確認してから購入する必要があります。
モニター

OBSで配信をするなら、モニターは2画面あると非常に便利です。
ゲーム中にOBSを使用したり、YouTubeなどの配信者用画面を設定するなどは1画面で行うとかなり触りづらいです。
ゲームで使用することも考えて、高fps出力可能で最低フルHD解像度対応のゲーミングモニターがおすすめです。
ヘッドセット

ヘッドセットが配信で必須な理由はわかりづらいですが、スピーカーでゲームを行うとマイクがゲームの音を拾ってしまいます。
キャプチャーした音とマイクが拾った音が2重で聞こえてしまうので、ヘッドセットは必ず用意しましょう。
マイク付きのゲーミングヘッドセットを購入すれば別途マイクを用意する必要がなくなるのでおすすめです。
OBS用PCはBTOパソコンショップでの購入がおすすめ!
BTOパソコンショップとは、受注生産式でパソコンを販売しているショップのことで、拡張性の高さやコスパの良さに定評があります。
様々な用途向けにカスタマイズされたPCが数多く用意されているので、PC初心者でも簡単に理想のPCを購入可能です。
ここでは、主要なBTOショップである「ドスパラ」「マウスコンピュータ」「パソコン工房」それぞれの特徴について、解説していきます。
ドスパラ

ドスパラは、株式会社サードウェーブが運営しているBTOショップです。
最短翌日出荷に対応するなど、納期の早さに魅力があります。
また、購入したノートパソコンは1年間の修理保証が付帯するほか、最長5年まで延長できる点も魅力的です。
マウスコンピューター

マウスコンピューターは、株式会社マウスコンピューターが運営しているBTOショップです。
パソコンは品質管理の徹底された長野県の工場で組み立てられており、安心感のある国内生産に定評があります。
また、24時間365日対応の電話サポートが受けられるため、初心者の方でも安心して使い始められるのが魅力です。
パソコン工房

パソコン工房は、株式会社ユニットコムが運営しているBTOショップです。
ノートパソコンのラインナップが豊富なほか、相談窓口などのサポート体制も充実しています。
また、全国に66店舗を展開しているので、実店舗で相談しやすい点も魅力です。
OBS用PCに関するよくある質問
ここからは、OBS用PCに関するよくある質問と回答をまとめて紹介していきます。
- OBS用ノートパソコンのスペックはどれくらい必要?
-
最低限グラボを搭載したノートPCが必要です。
ゲームをプレイするなら、RTX4060以上のグラボを搭載したモデルをおすすめします。
- 配信でノートパソコンを使うメリットは?
-
持ち運びが可能なので、料理配信やカフェでの配信など、携帯性を活かした自由度の高い配信が可能です。
- OBSでPCスペックはどれくらい必要?
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OBS自体はグラボなしPCでも使用可能ですが、YouTubeやゲームを同時に開くことも考えるとグラボ搭載のPCが必要です。
メモリは少なくとも16GBが必要で、ゲーム配信をするなら32GBあると更に安心できます。
- OBS用ノートパソコンにグラボは必要?
-
公式必要スペックでは求められていませんが、実用を考えるならグラボは必要です。
ただし、カメラのみで雑談配信だけをする方にはグラボは不要です。
OBS用PCのスペックは?まとめ
モデル | ![]() NEXTGEAR JG-A5G60 | ![]() NEXTGEAR JG-A5A60 | ![]() G TUNE DG-I7G6T | ![]() G TUNE P6-I9G60BK-A |
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CPU | Ryzen 5 4500 | Ryzen 5 4500 | Core i7 14700F | Core i9-12900HX |
GPU | RTX 5060 | Radeon RX 7600 | RTX 5060 Ti | RTX 4060 |
メモリ | 16GB | 16GB | 32GB | 16GB |
ストレージ | 1TB SSD | 1TB SSD | 1TB SSD | 512GB SSD |
おすすめ用途 | 格安でOBSを使える 最新グ搭載モデル | 周辺機器まで一気に揃う スターターモデル | 画質にこだわった 配信ができるコスパモデル | 場所を選ばず自由度の高い 配信ができる |
OBS用のPCは基本的にどんなスペックでも動作可能ですが、ゲーム配信や高画質な配信をしたいならグラボ搭載PCが必要です。
配信では通常時より多くのメモリを使用するので、ゲーム配信などでは特に32GBメモリを搭載した環境をおすすめします。
MacでもOBSは使用可能ですが、ほとんどのゲームがMacOSに対応していない点には注意して選択しましょう。